固唾を呑んだぞ

　固唾を呑む、という感じになってきたのではないか。

 

　週刊誌なんかの新聞広告をながめると、必ずやまた襲いくる巨大地震、みたいな記事がやたら眼につくようになった。

 

　けさは週刊現代の広告に「作家と万年筆」というのがあったので、あ、神奈川近代文学館「作家と万年筆展」の連動企画かな、と思いあたり、文字どおりの朝飯前に拙宅から徒歩一分のコンビニまで歩いて立ち読みしてみたところ、乱歩愛用のパイロットと「Ｄ坂の殺人事件」草稿の写真が掲載されていた。

 

　だから購入してきたのだが、この週刊現代にも日本列島が「地震の巣」になったなどという巨大地震関連の記事が大きく載せられていて、お茶を飲みながら斜め読みするだけで空恐ろしくなり、固唾を呑む、といった感覚になってしまった。

 

 

　きょうの新聞には、こんな記事もあったし。

 

　▼YOMIURI ONLINE：Ｍ７級首都直下地震、４年内７０％…東大地震研（2012年1月23日）

 

　首都圏から遠く離れた名張の地でも、いろいろと心配になる。

 

　就活成就、みたいなのはどうでもいいことのように思えてくる、といいたいところだが、そうはいかない。

 

　というか、固唾を呑む、ということでいえば、わしの就活が成就するのかどうか、固唾を呑んで見守ってる、といってくださるかたもおありかと思う。

 

　いやいや、3・11被災地から怒りのメールを送ってきてくださったかたをはじめ、げんにいらっしゃるんだけど、かりに成就しなかったら……

 

　おっとっと、不吉なことを考えるのはやめて、とにかく巨大地震が発生しないように念じつつ、今夜もお酒を飲むことにしよう。