午後の部。
なんかもう、おなかがいっぱいだ。
親戚へお餅をもらいに行って、つきたてのお餅をからみ餅にして食したのじゃが、おなかがいっぱいでもう苦しいこと苦しいこと。
しかし、ふうふういいながらも、つづきを綴ろう。
(1)「ミステリー文庫」はどの部署から発想されたのでしょうか。市立図書館の提案だったのでしょうか。
(2)「ミステリー文庫」の構想はどのようなものだったのでしょうか。
(3)「ミステリー文庫」にかんする協議や検討の経緯と、構想が実現しなかった理由をお教えください。
【回答】
平成17年3月に実施致しました「名張まちなか再生プラン」の素案に対するパブリックコメントで頂きましたご意見につきましては、ご指摘のとおり、ご提案をプランに採用させて頂くのではなく、今後の参考とさせて頂くという取扱とさせて頂きました。
その後、平成17年12月5日の第318回定例会において、「…略…第2の江戸川乱歩をこの名張から輩出するぐらいのつもりで人材の育成に関して力を入れていくべきではないのか…略…」との一般質問に対して「…略…名張というのはスローライフがかなう町だと、芸術家の町、手作り作家の町だと、そういうことを発信していきたいという風に思っております。今、旧町の活性化、まちなか再生の取組の中で、議員ご所見の乱歩に関する、そういうミステリーの本ばかりを集めたそういう文庫というか、図書館の分館というか、そういうものの発想も描いて頂いているところでございまして、私ども大いにそれについては、整備については支援していきたいと、こんな風に思わせて頂いているところでございます…略…」と答弁いたしました。
このことを受けて当時の新聞では名張市がミステリー文庫を設置する方針であると報じたものと思われます。
当時、江戸川乱歩の著作や関連文献、ゆかりの遺品など、寄贈図書を含む江戸川乱歩に関わる資料の展示につきましては、名張まちなか再生委員会に設けられた歴史拠点整備プロジェクトの中で、寄付を受けた桝田病院第2病棟の利活用として、江戸川乱歩の生家を模した(仮称)江戸川乱歩文学館を整備し、そこに名張市立図書館の江戸川乱歩コーナーを移設・分設することなどが検討され、平成18年6月18日開催の名張まちなか再生委員会総会で、その整備に向けた施設計画や維持管理、運営方針を検討していくことが承認されました。
その後、具体的な検討を進める中で、財政非常事態宣言下、整備費や維持管理費の費用負担や施設を整備した際の住環境面への影響、維持管理・運営のあり方等を検討する中で、市として施設整備計画を見直し、桝田病院第2病棟跡を広場として、乱歩生誕地碑と生誕の証がわかるモニュメント的な整備をすることに変更し、現在に至っています。
このことにつきましては、平成19年6月2日に開催されました名張まちなか再生委員会総会や、平成19年6月13日開催の名張市議会第325回定例会の一般質問においてもご回答させて頂いたところでございますので、ご理解賜りますようお願い致します。
みごとなものじゃな。
みごとなまでに、なんにも答えていない回答じゃ。
ミステリー文庫の構想はどの部署から提案されたのか、さっぱりわからんではないか。
ミステリー文庫の構想はどのようなものであったのか、これもさっぱりわからんではないか。
ミステリー文庫にかんする協議や検討の経緯と、構想が実現しなかった理由もまた、まるっきりわからんではないか。
「ミステリーの本ばかりを集めたそういう文庫というか、図書館の分館というか、そういうものの発想も描いて頂いている」とのことなんじゃから、その発想がどこから出てきて、どこまで具体的な構想が描かれていたのか、それをお答えいただけばいいだけの話なんよ。
「財政非常事態宣言下、整備費や維持管理費の費用負担や施設を整備した際の住環境面への影響、維持管理・運営のあり方等を検討する中で、市として施設整備計画を見直し、桝田病院第2病棟跡を広場として、乱歩生誕地碑と生誕の証がわかるモニュメント的な整備をすることに変更し、現在に至っています」とかおっしゃったって、まちなか再生事業に着手するはるか以前の時点で、財政非常事態はとっくに宣言されておったわけじゃからな。
財政が非常事態だ、なんてことをいいわけにするのであれば、そんな時期に最初っから施設整備計画なんか立ててんじゃねーよばーか、という話にしかならんと思うぞ。
「整備費や維持管理費の費用負担」がどうこういうのであれば、どの程度まで試算が出ていたのか、「住環境面への影響」がどうこういうのであれば、どんな影響が想定されていたのか、「維持管理・運営のあり方等を検討する中で」というのであれば、それこそどんな検討が進められたのか、こちらはそれをお訊きしているわけなんじゃから、それをお答えいただかなければ意味ねーじゃん。
「ご理解賜りますようお願い致します」とおっしゃるのであれば、理解できるだけのちゃんとした説明をしていただかないと困るあるよぽこぺん。
「検討する中で」みたいなうわっつらだけの経過説明じゃ、なんにも理解できゃせんがな。
検討の内容を明らかにして、かくかくしかじかでございましたから、こういう結論にいたりました、と説明してくれなければ、だれにもなんにも理解なんかできゃせんと思うぞ。
先日来ゆうとるとおり、ミステリ講演会のことも、ミステリー文庫のことも、あまりにも説明不足なわけなのね。
名張市民のなかには、ミステリ講演会やミステリー文庫に興味のあるひとはいないかもしれないけど、広い世間にゃ多少は存在するわけで、しかも、自分の寄贈図書がミステリー文庫で活用されるかもしれない、とお思いになったみなさんもまた確実にいらっしゃるわけで、そういったみなさんにきちんと事情を説明する必要があるじゃろう、なんの説明もなしに寄贈図書をだまーって死蔵しとるだけでいいわけなかろうが、ということなんじゃけど、名張市にまともな説明を求めるのは、そもそも無理なのかもしれんなあ。
ていうか、いちばんまともに説明ができるのは、もしかしたらわしかもしれんしな。
たとえば、この回答に、「名張まちなか再生委員会に設けられた歴史拠点整備プロジェクトの中で、寄付を受けた桝田病院第2病棟の利活用として、江戸川乱歩の生家を模した(仮称)江戸川乱歩文学館を整備し、そこに名張市立図書館の江戸川乱歩コーナーを移設・分設することなどが検討され」とあるけれど、桝田医院第二病棟を名張市に寄贈したいというおはなしを桝田敏明先生のご遺族からお伝えいただいたのはわしだったんだし、そこに乱歩の生家を復元するというプランもわしが提示したもので、名張まちなか再生プランの素案にたいして提出したパブリックコメントにちゃーんと書いておいたんだけど、プランに盛り込まれることはなく、しかしいつのまにか、名張まちなか再生委員会の歴史拠点整備プロジェクトがわしのプランをそのままパクったまではよかったんじゃが、ばかというものはほんとにどうしようもないもので、乱歩文学館がどうのこうのと気のふれたようなことをあーでもないこーでもないとおそまつなおつむでちーぱっぱ、みたいなことをいちばんよく知ってるのはたぶんわしなんじゃから、名張市にまともな説明ができないというのであれば、こりゃもう、わしのほうから説明するしかないかもしれんな。
そういえば、地域雑誌「伊賀百筆」の編集部からご依頼いただいていた漫才は、「テロになるまで待てない」と題してちょいと書きはじめたなり、ずるずるずるずる先送りしたまま現在にいたっておるしなあ。
名張市にちゃんとした説明ができないのであれば、わしが「テロにむかって撃てない」とか題した爆笑漫才を発表して、あれこれの事情を説明するしかないかもしれんなあ。
とはいえ、あせる必要はないじゃろう。
とりあえず、年明け最初の「市長への手紙」で、先日の質問をそのまま再質問してみるべきかもしれない。
(1)「ミステリー文庫」はどの部署から発想されたのでしょうか。市立図書館の提案だったのでしょうか。
(2)「ミステリー文庫」の構想はどのようなものだったのでしょうか。
(3)「ミステリー文庫」にかんする協議や検討の経緯と、構想が実現しなかった理由をお教えください。
以上の三点、みごとなまでになーんにもお答えいただいておらんのじゃからな。
以上、午後の部じゃった。
ようようおなかも苦しくなくなったから、さ、お酒にしようっと。
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