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Nabari Ningaikyo Blog
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Posted by 中 相作 - 2011.12.30,Fri

 けけけ。

 

 サンデー先生ざ~んす。

 

 午前の部。

 

 さっそく行くっちゃ。

 

 まず、ミステリ講演会「なぞがたりなばり」の件。

 

 名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して、担当セクションの意向を問い合わせたところ、こんな回答を頂戴した。

 

 ○ミステリ講演会「なぞがたりなばり」が二十年を区切りとして終了した事は公表されるべきだと考えますが、終了の決定から一年以上が経過しても公表されていません。これはどうしてでしょうか。今後も公表の予定はないのでしょうか。

【回答】

 市といたしましては、ミステリー講演会「なぞがたりなばり」をこれまで日本推理作家協会のご協力のもと、乱歩の生誕地を生かしたひとつの取組みとして実施してきました。

 今後も、江戸川乱歩の偉業を後生に伝えるとともに重要な地域資源として、いろいろな取組みを企画していきたいと考えていることから、公表はいたしませんでした。

 

 いかんぞいかんぞ。

 

 こんなことじゃいかんぞ。

 

 こんなんじゃ、いいわけにも、ごまかしにも、なんにもなっとらんばい。

 

 名張市役所のみなさんにもよっくご理解いただけるよう、たとえ話で説明してみようね。

 

 名張市には、夢があるっちゃ。

 

 どんな夢か。

 

 名張市を福祉の理想郷にする、という夢だ。

 

 夢、といってしまうと実現不可能なもの、という感じがしてくるかもしれないから、理念、といいかえておこう。

 

 名張市には、名張市を福祉の理想郷にする、という理念がある。

 

 じゃが、理念なんてのは、ただ考えてるだけでは、いつまでたっても実現しない。

 

 具体的に手を打ってかないことには、理念はいつまでも絵に描いた餅だ。

 

 話は変わるけど、きのう、さるところでお餅をもらって、夕食として十枚、一気に食べたら、おなかがとても苦しくなった。

 

 そんなことはいいとして、名張市は、福祉の理想郷という理念を画餅に終わらせないため、さまざまな事業を展開することになる。

 

 そうした事業のひとつとして、たとえば、まちの保健室という施設を開設した。

 

 しかし、なんらかの理由で、まちの保健室を廃止することになった。

 

 来年の3月31日、年度終わりをもって、まちの保健室が閉鎖されたとする。

 

 ところが、どうして閉鎖されたのか、名張市からはひとことの説明もない。

 

 だから、ある市民が、どうしてなんの説明もないのか、と尋ねたところ、名張市からは、福祉の理想郷を実現するために、ひきつづきいろいろな事業を展開してまいりますので、まちの保健室の閉鎖については、なにも公表いたしませんでした、といった答えが返ってきた、みたいなことなわけなのね。

 

 ご理解いただけたかな?

 

 要するに、理念と事業をごっちゃにしちゃだめ、ということだっちゃ。

 

 理念はそのまま変わりなく継続されるから、その理念を具体化するための個々の事業が廃止になったって、廃止の理由や経緯を説明する必要はない、なんて理屈が通用すると思うけ?

 

 同様に、名張市には、「江戸川乱歩の偉業を後生に伝えるとともに重要な地域資源として、いろいろな取組みを企画していきたい」という理念があって、それを実現するための事業のひとつとして、二十年にわたってミステリ講演会「なぞがたりなばり」を実施してきたけれど、講演会は諸般の事情ではいおしまい、でも、理念はそのまま生きてるんだし、これからも乱歩関連事業はやってくんだから、講演会の終了を公表する必要なんか全然ないんだもんね、とか、そんな屁理屈が通用すると思うけ?

 

 するわけないぽん、すっぽんぽん。

 

 理念はそのまま継続されるとしても、個々の事業が廃止になったら、廃止になったことをちゃんと公表して、その理由や経緯を説明するのは当然のことじゃろうが。

 

 それをせんから、今年のミステリ講演会「なぞがたりなばり」はどうなったのか、とわしがお尋ねをいただくことにもなったんじゃ。

 

 もしかしたら、名張市民からも名張市に、ミステリ講演会のことで問い合わせが入っておるのではないか。

 

 いや、ないかもしれんな。

 

 問い合わせが一件もない、ということになったら、それはそれでなさけない話じゃな。

 

 二十年もつづけてきた事業がなくなって、なんの説明もなされなくても、市民はまったくの無反応、なんてことじゃ、主催者側には、ちょっとつらいものがあるよね。

 

 ただまあ、ミステリファンや乱歩ファンのなかには、名張市のミステリ講演会のことを気にかけてくださってるかたがあるんだし、ごく少数ながらも、というか、わずかおふたりだったけど、県外から毎年、お運びいただいていたかたもあったんだから、そういったみなさんのためにも、事業の終了を公表することが必要なんだけど、こんな簡単なことすら、名張市役所のみなさんにはおわかりにならんらしいな。

 

 な。

 

 わしがつねづね、ゆうとるとおりじゃろ。

 

 名張市役所のみなさんは、とどのつまり、自分たちのことしか眼中にないひとたちなわけなんよね。

 

 どうしようもないぽん。

 

 そんなこんなのありさまじゃから、年明け最初の「市長への手紙」では、ミステリ講演会「なぞがたりなばり」にかんして、おそらく二点、お訊きすることになると思うぞぽん。

 

 まず一点目、「江戸川乱歩の偉業を後生に伝えるとともに重要な地域資源として、いろいろな取組みを企画していきたい」ということなんだけど、これはいったいなんなんだろうね、ということぽん。

 

 こんなことはいったい、いつ、だれが決めて、どこに示されているのかしらぽん。

 

 「江戸川乱歩の偉業を後生に伝える」というのであれば、ここ名張市においてその先頭に立つべきなのは、いうまでもなく名張市立図書館であって、そこらの市当局が特定の市民団体と癒着結託し、小つまらぬ自己顕示欲を満足させるために乱歩狂言とやらを市民の税金でぶちかましてみたところで、そんなものは屁でもねーや、っつーのはたしかなことなんだけど、わしの知るかぎり、少なくとも名張市立図書館には、「江戸川乱歩の偉業を後生に伝える」とかいったような高邁な理念なんか、ひとっかけらもありゃせんのよ。

 

 だというのに、ここ名張市においては、いつのまにか、「江戸川乱歩の偉業を後生に伝える」などという理念が高らかに謳われているわけであって、こーりゃいったいなんなんじゃろうな、いつ、だれが決めて、どこに示されているのかのう、ということをば、お訊きすることになると思うぞぽん。

 

 もう一点、これはどうあっても市長判断をお願いしたいんじゃけど、ミステリ講演会「なぞがたりなばり」の終了を公表する必要はない、という市当局の判断は、はたして適切なものであったか否か。

 

 わしはむろん、適切なものだとは思うておらんのじゃけど、名張市長はこの現場判断にたいし、どのような判断をおくだしになるのか。

 

 適切であった、か、あるいは、不適切であった、か、以上のどちらかでお答えいただければ幸甚である、ということになると思うぽん。

 

 以上、午前の部であった。

 

 さ、お墓参りに行って、親戚でお餅もらってこようっと。

 

 なんかもう、わくわくどきどきの年末年始ざ~んす。

 

 けけけ。

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