滞ってまーす、とかいいながら堂々とさぼっておりましたので、「RAMPO Up-To-Date」に記載すべきアイテムを死蔵したまま年末を迎えてしまいました。とりあえずリストをば。
『越境する言の葉』日本比較文学会、6月20日初版第一刷、彩流社
『TOKYO大学博物館ガイド』大坪覚、9月9日初版、ブルース・インターアクションズ【2011年12月31日追記:うっかりしておりましたが、この本の発行日は2009年の9月9日です。やれやれ】
「大衆文化」第6号、9月30日、立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター
『少年少女 昭和ミステリ美術館』森英俊・野村宏平、10月20日初版第一刷、平凡社
『乱歩彷徨』紀田順一郎、11月3日初版、春風社
『死者たちの語り』小川未明他、11月10日第一刷、コレクション戦争と文学13、集英社
『帝都復興の時代』筒井清忠、11月10日初版、中公選書、中央公論新社
『憧れの少年探偵団』秋梨惟喬、11月11日初版、創元推理文庫、東京創元社
「週刊読書人」11月18日号、読書人
「週刊現代」11月19日号、講談社
『第2図書係補佐』又吉直樹、11月25日初版、幻冬舎よしもと文庫、幻冬舎
『乱歩・白昼夢/浮世の奈落』斎藤憐、11月25日第一刷、而立書房
「日本推理作家協会会報」12月号、12月1日、日本推理作家協会
「読売新聞」12月5日号、読売新聞大阪本社
『人間臨終図鑑 3』山田風太郎、12月15日初刷、徳間文庫、徳間書店
何か足りないと思ったら平松洋子さんの『野蛮な読書』が見当たりません。それもそのはず、繙読したところ宇能鴻一郎がらみの話題で故田中徳三監督の大映作品『鯨神』が出てきて、それがまたえらく絶賛されていたものですからつい嬉しくなって当地にお住まいの監督のご遺族に本をお送りし、また買い直さなきゃなと思いつつそれっきり、というか、当地の本屋さんではすでに見かけない本となってしまいました。
本屋さんで見かけないといえば、12月21日に創刊号が出た集英社の月刊青年漫画誌「グランドジャンプPREMIUM」も見かけません。山口譲司さんの「江戸川乱歩異人館」が連載されているのですが、当地の書店にはそもそも入荷しなかったみたいで、ということは刷り部数が少なかったということでしょうか。なんだか景気の悪い年末です。このところ毎年そんな感じですが。
以下は古いアイテムにして、すべていただきものの乱歩関連資料。「医家芸術」だけが現物で、ほかはコピーを頂戴しております。
「サンデー毎日」昭和27年8月31日号、毎日新聞社
「週刊読売」昭和31年2月12日号、読売新聞社
「奇譚クラブ」昭和32年9月号、天星社
「奇譚クラブ」昭和33年3月号、天星社
「東京新聞」昭和34年1月19日夕刊
「週刊文春」昭和35年4月11日号、文藝春秋新社
「医家芸術」第50巻臨時特別号、2006年7月、日本医家芸術クラブ
それにしても乱歩はやっぱりたいしたもので、「RAMPO Up-To-Date」の今年下半期をご覧いただくと一目瞭然なのですが、乱歩関連のウェブニュースやイベントだけでかなりの数になり、そのせいもあって年末まで滞ってまーすということになった次第なのですが、ま、ぼちぼちやってまいりましょう。お気づきのことはお気軽にお知らせください。
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