名張市のミステリ講演会「なぞがたりなばり」にかんする続報。
昨日、東京は港区にある日本推理作家協会の事務局に電話して、スタッフのかたからミステリ講演会についてお訊きした。
ひとことでいえば、取材である。
ミステリ講演会がおしまいになった、ということを本業のほうでネタにしようかと考え、裏取りのために電話を入れたわけ。
わしがもっとも心配していたのは、日本推理作家協会と名張市とのあいだでなにかしらトラブルが発生したのではないか、ということであった。
名張市立図書館も、日本推理作家協会にはいろいろお世話になってきたことだしね。
だが、杞憂であった。
日本推理作家協会から名張市へ講演会の講師を派遣する、というかたちでご協力いただくことには終止符が打たれたが、両者の関係そのものは良好なまま継続しているとのことで、名張市がなにか企画すればまた、講師派遣以外のご協力を頂戴できる可能性はあるということだ。
それでまあ、しつこくもいうけど、こういうことは、やっぱ、名張市がちゃんと公表するべきなんよね。
そんなあたりまえのことが、どうしてわからんのであろうな。
いつもいうとおり、こんなのは乱歩がどうのこうのではなくて、ものの道理の問題なのね。
名張市役所のみなさんのおやりになることは、ほんとにわからんな。
事実を市民に伝えることすらできないってんじゃ、「江戸川乱歩の偉業を後世に伝える」なんてことはとてもできんじゃろ。
いやまあ、乱歩狂言とやらを何百回やってみたところで、そんなのは乱歩の偉業を後世に伝えることとはまったく関係がないんだけどね。
ていうか、おしまいになった事業の後始末もちゃんとできないのなら、新しい事業に手を出してんじゃねーよ、みたいな。
ま、なーにいってやったって、わかんねーか。
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