はーっはっはっは。はーっはっはっは。ついでだからもっともっと滞ってやれ、などと考えているわけでは決してないのですが、本日はこんな感じで。
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写真上に見えます読売新聞は12月5日付大阪本社版ですが、近畿地方の地域版で「『関西ミステリー』を歩く」という連載がスタートしました。たぶん芦屋市谷崎潤一郎記念館の特別展「妖しの世界への誘い──谷崎・乱歩・横溝」の連動企画で、この日の第一回には「探偵小説の巨星 育む/乱歩と谷崎 神戸で意気投合」といった見出しが躍っています。関西地区にお住まいのミステリファンはぜひご一読を。
その下、平松洋子さんの『野蛮な読書』は書店で見かけたとき手に取り、巻末の「この本に登場する書籍や作品」をぱらぱら眺めたところ乱歩の名は見当たりませんでしたので文庫落ちを待ってスルー、ということにしたのですが、新聞の書評二本に乱歩の名前が出てきました。
▼2011年12月9日:【書評】『野蛮な読書』平松洋子著
▼2011年12月9日:今週の本棚・新刊:『野蛮な読書』=平松洋子・著
こは何ならんと思って購入してきたところ、それぞれの書評で「学校の図書館から借りた乱歩全集を布団の中でむさぼり読んだ記憶」「布団に潜り込んで読んだ江戸川乱歩」と記されているとおり、開巻劈頭まもないあたりに「あれは小学四年だったかしら、図書館で借りてくる江戸川乱歩全集を布団のなかで読破した」という文章があって、この本には索引がありませんから実際に読んでみないとほんとのところはわからないのですが、おそらく乱歩の名前が登場するのはここだけだろうと思われます。そのたったひとつの乱歩の名前が短い書評二本でともどもに言及されているという寸法で、これはやはり子供時代に乱歩作品を読む、とくに少年ものを読むというのが結構普遍的な体験であり、読んだ作品が何であれ著者の体験に評者の体験が懐かしく共鳴したということでしょうか。乱歩の名前そのものの普遍性ということもあるでしょうし。
その左は来年1月に催される「シアタートラム ネクスト・ジェネレーション vol.4」のチラシで、この公演のことはすでにお知らせいたしました。
▼2011年11月24日:乱歩の恋文
お知らせしたあと関係者の方からチラシをお送りいただきましたので、チラシをスキャンしてあらためてご案内をしなければ、とは思いつついや滞りました滞りましたすっかり滞りましたはーっはっはっは。はーっはっはっは。しかしほんと、この案内だけでもすみやかに投稿しておかねばなとは思います。
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