人事：土屋隆夫

人事

 

土屋隆夫

　平成23・2011年11月14日午前1時35分死去　心不全　94歳

 

　つちや・たかお

　作家

　大正6年1月25日－平成23年11月14日（1917－2011）

 

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訃報：ミステリー作家の土屋隆夫さん死去、９４歳

 

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土屋隆夫さん＝２００２年撮影

 

　本格派の推理と文学性を兼ね備えたミステリー「影の告発」「不安な産声」などで知られる作家、土屋隆夫（つちや・たかお）さんが１４日、心不全のため死去した。９４歳。葬儀は１６日午後０時半、長野県佐久市協和２３６１の１のカームしらかば。喪主は長男哲夫（てつお）さん。

 

　中学校教師の傍ら１９４９年、推理小説専門誌「宝石」の１００万円懸賞コンクールＣ級（短編）で「『罪ふかき死』の構図」が１等入選してデビュー。寡作だが文芸のロマンがにじむミステリー作品は、多くのファンを集めた。６３年「影の告発」で日本推理作家協会賞。２００２年、日本ミステリー文学大賞。他に「天狗（てんぐ）の面」「赤の組曲」「人形が死んだ夜」など。一貫して故郷・長野で執筆を続けた。

 

毎日新聞　2011年11月14日　23時07分（最終更新　11月14日　23時12分）