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Nabari Ningaikyo Blog
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Posted by 中 相作 - 2011.09.27,Tue

 サンデー先生の人生ぼやき講座だ。

 

 ちょっと間があいてしまった。

 

 前回はいつだったかというと、これである。

 

 ▼2011年9月12日:第二ステップに立ちて感無量なり

 

 なぜ間があくのかというと、やっぱ、どっか、いやなのであろうな。

 

 ちゃんとしなくちゃな、とは心から思うのだが、その反面、お役所とか、お役人とか、そういうものにからんだことを考えるのが、じつはとてもいやで、考えるだけで胃のあたりがどーんと重くなってくる感じがする。

 

 しかし、そんなことじゃいかん、というのはよくわかっておる。

 

 第二ステップを雄々しく進むことにする。

 

 がんがん決めてゆこう。

 

 決めてかないことには、なにもはじまらない。

 

 とりあえず、現状は、こんなんである。

 

中 相作 さま

 

このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。

 

名張市立図書館が所蔵する江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが、今後、図書館活動の一環として、江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたいと考えています。

 

今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。

 

平成20年10月 9日

 

 名張市長 亀井利克

 

 これではあかん。

 

 名張市民の血税で収集した資料をちゃんと活用せんことには、市民にも乱歩にも申しわけがないではないか。

 

 これが一般的な蔵書なら、書架にずらりと並べておけば、そこから市民が読みたい本を選んで読んでくれて、それでひとまず蔵書を活用したということになるのじゃが、専門的に収集した資料は、そういうわけにはまいらぬ。

 

 たとえば、このエントリで三重県立図書館のことを話題にした。

 

 ▼2011年9月9日:第二ステップに入る

 

 三重県立図書館は三重県の地域資料を収集しているから、公式サイトではそれをこんな感じで体系化している。

 

 ▼三重県立図書館:地域資料コーナー

 

 そのなかの「文学コーナー」をのぞいてみる。

 

 ▼三重県立図書館:地域資料コーナー > 文学コーナー

 

 ま、おおざっぱなものだが、専門的に収集している資料にかんしては、最低でもこれくらいのことはするべきじゃろう。

 

 つまり、情報の開示、ということだ。

 

 いつもゆうとることやけど、こういう資料を集めてまーす、と情報を開示すれば、関連情報は少しずつでも集まってくるものだ。

 

 で、情報の開示や公開、あるいは提供にあたって、もっとも手っ取り早いのは、インターネットを利用することだ。

 

 だから、名張市立図書館も、乱歩関連資料の収集と活用にインターネットを利用する、みたいな方向性を打ち出してゆくべきであって、わしは以前からそれを訴えておったのじゃが、財政難だから無理、とかわけのわかんないこといってたのが名張市教育委員会であり、しまいにゃ全然わけのわかってない教育次長が、とかいった話にはふたをするけど、とにかく「江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございません」とかいって、手前どもはなにも考えないことにしております、とかそんな決意表明してちゃだめじゃろう。

 

 それにだいたい、現在のところ、もくそもありゃせんじゃろうが。

 

 名張市立図書館の開館以来、一貫してなーんにも考えてこなかったんだし、これからも考える気なんてさらさらない、というのが実際のところじゃ。

 

 要するに永遠の先送りでな、そういえば、大失敗に終わった名張市のまちなか再生事業において、名張まちなか再生委員会ちゅうのが組織されたときのことじゃが、名張まちなか再生プランとかいうものに乱歩の資料がどうのこうのと書かれてあってのう。

 

 わしゃその当時、カリスマと呼ばれた名張市立図書館の乱歩資料担当嘱託じゃったから、その委員会に乱歩について最低限の知識は身につけてもらいたいもんじゃと思い、名張市役所にあった委員会の事務局まで足を運んでその旨を伝えたところ、しばらくして事務局から電話でこんな返答が伝えられてきた。

 

 ──現段階では乱歩にかんして外部の人間の話を聴く考えはない。

 

 これは委員会の決定として伝えられたのじゃが、あとで判明したところによれば、事務局の某職員が独断で回答したものであった、みたいなことにもふたをしなければならんのであったな。

 

 それにしても、名張市役所の公務員さまはお気楽なもので、大うそついてでも問題を先送りして、日々その場しのぎをかましておればそれでいいらしい。

 

 そりゃまあな、なにも考えようとしないんだから、現在のところ、とか、現段階では、とか、逃げ口上ならべて逃げまわるしか手はないわけじゃが、しかしまあ、いつまでもそんなことはしてられんと思うぞ。

 

 なにしろ、もうじき、市長判断を仰ぐのじゃからな。

 

 さて、名張市立図書館が乱歩関連資料を活用するための具体的な方向性であるが、やはり、インターネットの活用は避けて通れないと思う。

 

 これは、名張市役所のみなさん対象にアンケート調査を実施しても、活用すべきだ、という回答が多くを占めるのではないか。

 

 名張市民のみなさんからアンケート取っても、やはりおんなじ結果になると思う。

 

 というか、わしはこれまでに、一般の名張市民のかたは申すにおよばず、名張市議会の議員さんからも、名張市政記者クラブの記者さんからも、ついでにいえば名張市民ではない乱歩ファンのみなさんからも、どうして名張市立図書館は乱歩関連のさまざまな情報をインターネットを利用して全国発信せんのじゃ、と尋ねられ、わしにゃわからんぜよ、と答えてきたものであったが、ここでしつこくも主張しておくと、インターネット活用すべし、じゃ。

 

 だからここで、インターネットを利用して乱歩のアーカイブをつくる、という方向性を打ち出すことにする。

 

 アーカイブにもいろいろあるけど、たとえば東北大学ではこんな試みがスタートしている。

 

 ▼みちのく震録伝:Home

 

 あるいは、ざっと検索してみたらこんなのがあった、というのを一例だけ、慶應義塾大学推理小説同好会OB会に敬意を表して。

 

 ▼慶應義塾図書館:慶應アーカイブ

 

 だから名張市立図書館も、乱歩のアーカイブづくりをスタートさせるべきじゃと思う。

 

 アーカイブのテーマは、もとより図書館のアーカイブじゃからな、乱歩を読む、乱歩を知る、乱歩を調べる、ということになる。

 

 たとえば、乱歩を調べる、といったって、いまの名張市立図書館ではたいしたことは調べられない。

 

 むろん、収集した乱歩関連資料はたくさんあるんだけど、どんな情報がどこにあるのか、どこにだれがなにを書いてるのか、それが全然わかんないから、せっかくの資料も宝の持ち腐れってやつで、まさしく資料が活用できてないわけじゃ。

 

 たとえていえば、目次も索引もない本のようなもので、いやいや、本のかたちに製本さえされてなくて、ばらばらのページが乱雑に放置されてる、とゆうたほうが適切じゃろう。

 

 だから、比喩的にいえば、ページをそろえ、目次や索引をつくってやることが必要なわけであって、そうやって体系化したデータをインターネットで発信するようなサービスを考えなければだめなんじゃね? とわしゃずーっとゆうとったわけよ。

 

 だいたいが、名張市役所のみなさんじゃとて、なにかを知りたい、とか、調べたい、とかゆうときには、まずはインターネットに頼るじゃろう。

 

 げんに、名張市公式サイトをみてごらん。

 

 ▼名張市公式ホームページ:Home

 

 下のほうに「これが知りたい!(アクセスが多いキーワード)」というのがあって、第四位に「江戸川乱歩」があがっとるじゃろう。

 

 ほんまかいな、という気もするけど、乱歩のことを知りたい、調べたいというひとが、それだけたくさん存在している、というわけである。

 

 しかし、ほんと、ほんまかいな。

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