書籍
本棚探偵の生還
喜国雅彦
平成23・2011年8月7日第一刷 双葉社
B6判 函 二分冊 本体2800円
本棚探偵の生還
339ページ 挟み込み附録1
バスカヴィルへの旅/恐怖の旅
109ページ 別丁1
関連箇所
乱歩さんと新保さん
本棚探偵の生還 > p142ー155
初出連載:小説推理 2007年4月号ー2010年4月号
乱歩の理由
本棚探偵の生還 > 本棚探偵の秘密 > p261ー264
初出:江戸川乱歩|地底の魔術王 ポプラ社 ポプラ文庫クラシック 2009年3月5日
初出タイトル:「乱歩の魅力」
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乱歩さんと新保さん
ホームズ研究家にして、作家の北原尚彦さんに宝塚公演に誘われた。何でも演目がルパンで、ホームズも登場するらしいのだ。
「そりゃ、観なきゃいけないねえ」
「そうなんですよ。もしもグッズが出てるなら、買わなきゃいけないし……」
観なきゃいけない、買わなきゃいけないは、コレクターのあいだで、日々口にされる決まり文句だ。趣味に生きるとはそういうこと。好きなものだけ集めていられたら、人生はどんなに楽だろうと思う。
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乱歩の理由
二昔前、子供の娯楽の中心は小説でした。マンガもテレビもない時代、少年たちに夢や希望を提供したのは「少年倶楽部」や「日本少年」などの月刊少年雑誌でした。
一昔前(つまり僕が子供の頃)は、週刊マンガ誌もテレビもありましたが、図書館にあったポプラ社のジュニアミステリーは、少年たちにとって欠かすことのできない、マストアイテムでした。
どちらの時代でも多くの作家が活躍しました。探偵小説だけに限っても、数えきれないほどの作品が生み出されました。
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双葉社:本棚探偵の生還
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