Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2018.06.09,Sat
一昨年の1月1日、乱歩作品がパブリックドメインになったのを機に乱歩の著書が相次いで世に送られた小ブームも岩波文庫の『江戸川乱歩作品集』全三冊が掉尾を飾って一段落し、著作権が切れる直前に配信が開始された小学館の『江戸川乱歩電子全集』も全二十巻が無事完結しました。
いずれも今年3月のことでした。▼2018年3月7日:RAMPO Up-To-Date 2018(3)
3月には私の本もごくささやかに世に出たんですけど、私はまたいたって小心な人間と来ておりますから、本が出るあたりまでは何かと大騒ぎをいたしますものの、実際に出たとなるとミスを発見するのが怖くてどうしてもページを開く気になれません。
ですからいまだ「RAMPO Up-To-Date 2018(3)」にデータを記載するにも至っておりません。
ま、いずれほとぼりも冷めるでしょ。
それはそれとして、小ブームや電子全集が落ち着いたというのにあいかわらず五里霧中な感じなのがこの一件。
おとといのウェブニュースですけど。
▼伊賀タウン情報YOU:庁舎利活用で市と議会に要望 商議所などの検討会 伊賀(2018年6月7日)
名張市のおとなり伊賀市では来年1月、新しく建設した市庁舎でお仕事が始まります。
古い市庁舎をどうするか、ってんで、文化財的価値の高い建物だからそのまま活用したいという市長とすべて解体して新しい施設を建築すべきだとする市議会が歩み寄りの気配も見せずにらみ合ってるわけなんですけど、ここへ来て商工会議所などを中心とした一派から「図書館などが入る文化複合施設に改修する」とのプランが提示されたという寸法です。
以前からお知らせしておりますとおり、空き家になる旧庁舎には悪名高きツタヤ図書館を呼んでこようねというのがもともとの構想だったらしいんですけど、それがいつとはなしに立ち消えになってしまいました。
で、どうなるのかな? みたいなことになっていたのですが、今回提示されたプランは、建物は残して図書館を核にした複合施設にリニューアルしたらどうよ? というものらしく、図書館がメインになるのであれば、やっぱ名張市立図書館が死蔵してる乱歩関連資料を一括して収蔵するスペースを確保してもらって、なんとかこれからは伊賀市と名張市が連携して乱歩関連資料の収集と活用を進めるべく名張市から伊賀市に対してお願いに行ってもらえればいいんですけど、それをもう一度「市長への手紙」でお願いしてみようかな。
伊賀市も名張市同様知性にはまるで無縁な土地柄ではあるんですけど、資料収蔵用のスペースがいまから確保できるわけなんですから、これは見過ごす手はないな、と思います。
問題は、名張市の図書館関係者が誰ひとりとしてそのあたりの事情を理解できないことであって、なにしろ図書館が資料を収集するためには資料収集ができるかどうかいろいろ見極めることが必要だってんですから、つける薬がありません。
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