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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2025.04.15,Tue
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Posted by 中 相作 - 2018.04.11,Wed

 伊賀市も名張市も、小さな盆地の底で隣り合い反目し合って平成最後の年を過ごしているわけですが、昨年秋のこと、名張市単独では無理だけど伊賀市と連携すればなんとかなるのではないか、という考えが私の頭に閃光のようにひらめきました。

 といったところで、シリーズ最後の登板がこれでした。

炎の大連投4月上旬篇最終日

 お世話さまです。

 さっそく参ります。

 1月3日付「市長への手紙」に、次のとおり記しました。

 《乱歩関連資料の収集にあたって、視聴覚資料やコミックを対象外とすることには大きな問題があると思われます。名張市立図書館の資料収集における原則やルールはどうあれ、映像化や漫画化を無視して乱歩関連資料の収集は成り立たないのではないかと判断される次第ですが、いかがなものでしょうか。》

 1月15日付ご回答で、次のとおりお答えいただきました。

 《公共図書館の使命は利用者に求められた資料を提供することにありますが、資料の収集にあたっては当然予算の制約を受けることから、その制約の中で資料の収集を行うことになります。乱歩関連資料には当然のことながら視聴覚資料やコミックも含まれますが、市立図書館においても、限られた予算の中で多くの市民の皆さんに図書館を利用していただけるよう幅広く資料収集を図る必要があるため、乱歩関連資料についても一定の基準を設けて収集を行っていますのでご理解いただきますようお願いします。》

 「公共図書館の使命は利用者に求められた資料を提供することにあります」というのは大きな心得違いで、市民としてはあまりの情けなさに思わず落涙しそうになってしまいますが、その点にはまたあらためて触れることにして、いくら名張市が財政難だからといって、名張市立図書館が「乱歩関連資料には当然のことながら視聴覚資料やコミックも含まれます」と認識している資料を収集しないことには、1月3日付「市長への手紙」にも記しましたとおり、やはり大きな問題があります。

 そこでお聞きいたしますが、名張市立図書館が、資料のデータは収集するが、資料は購入しない、という資料収集を進めることはできないものでしょうか。

 たとえば先月、乱歩原作の漫画『怪人二十面相 上巻』がワニブックスから出版されました。

 名張市立図書館は、これを収集すべき乱歩関連資料であると認識しながら、予算の制約から収集していないものと推測されますが、書誌データを記録するだけでも資料収集にはなるものと愚考いたします。

 同書の書誌データは当方のブログでこのように記録しております。

http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/5165/

 これは同書を購入して確認したデータですが、わざわざ購入しなくても、たとえば国立国会図書館のオンラインサービス「NDL ONLINE」でも次のとおり書誌データが公開されております。

https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I028819844-00

 つまり、財政難のせいで購入はできなくても、書誌データを収集することは可能ですから、それを記録しておくことが、乱歩関連資料の収集をつづけている公共図書館の最低限の責務ではないか、と判断される次第です。

 つきましては、乱歩関連資料のうち漫画、視聴覚資料、定期購読していない雑誌に関して、購入はせずに書誌データだけを収集して記録してゆくことが名張市立図書館に可能かどうか、お知らせいただきたいと思います。

 一円のお金もかからないのですからいくらでも可能なはずですが、もしも不可能なのであれば、その理由をご説明ください。

 よろしくお願い申しあげます。

 お役所のみなさんは、お金がないから何もできません、と嬉々としておっしゃるわけですけど、お金はありませんからこういうことはとてもできませんけどこのあたりまでのことならちゃんとできます、みたいなことをちっとは示してくださらぬか、とつねづねお願い申しあげてはいるわけですが。
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