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Posted by 中 相作 - 2018.03.27,Tue
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平成30・2018年3月24日 産経新聞社、産経デジタル
山田風太郎、画才も発揮 推理小説雑誌「宝石」に挿絵 養父の記念館に寄贈
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山田風太郎、画才も発揮 推理小説雑誌「宝石」に挿絵 養父の記念館に寄贈
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2018.3.24 07:02
山田風太郎、画才も発揮 推理小説雑誌「宝石」に挿絵 養父の記念館に寄贈
■Photo■風太郎が鉛筆で描いた原画と掲載誌の「宝石」=養父市の山田風太郎記念館■
推理小説雑誌「宝石」の元編集者の遺族が養父市の山田風太郎記念館に寄贈した資料の中に、風太郎が同誌に描いた挿絵の原画があり、遺族から今月、掲載誌が送られた。同館の有本倶子さんは「画才を発揮した挿絵といえる」とした。
昭和21年創刊の「宝石」の元編集者、神尾重砲(かんお・じゅうほう)さん。58年に66歳で亡くなったが、創刊間もない同誌の懸賞小説に入選した風太郎とは長年親交があり、遺族が今年1月、直筆原稿などの資料約20点を寄贈した。
この中に「宝石に載った挿絵」として、魔よけ像とみられる原画(縦26センチ、横18センチ)があり、遺族に確認したところ、掲載誌が寄贈された。昭和34年11月号の扉絵で、原画の横には「日夜机上にありてわが懶惰を睨む。」の一文と「風」「yamada」のサインがあった。
「宝石」は経営悪化で、32年から作家の江戸川乱歩が編集長となって発行を続けた。挿絵は神尾さんの依頼で描いたとみられる。34年10月号にも「飲む・打つ・買わない」の一文で、風太郎が好きな酒とマージャン牌を描いた挿絵を掲載している。
有本さんは「絵が上手な風太郎さんは挿絵画家になるのが夢で、挿絵を楽しそうに描く姿が浮かぶ。原画と掲載誌がそろうことは大変貴重だ」と話した。
原画と掲載誌は、同館の開館15周年記念企画として4月20日から展示される。
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