Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2018.02.20,Tue
藍峯舎の『完本陰獣』、いかがでしょうか。
とか思ってるうちに、早くも解説のご叱正をいただきました。
『完本 陰獣』の中相作氏による解説の中で乱歩が『探偵小説四十年』で英太郎について一箇所しか触れていないと書いているのは故・山下武氏の文章をそのまま信じてしまったのか。
— ゆーた (@latteteddy) 2018年2月18日
実際は三箇所あるし、『幻影城』でも「見事であった」と褒めているんだが。 pic.twitter.com/qRk6HDDyr8
いやまいったな。
ほかにも二箇所、出てくるのか。
誤謬の原因はごく単純なもので、桃源社版『探偵小説四十年』の人名索引です。
索引とはまた、思いもかけぬ盲点であったというかエアポケットであったというか、私はずいぶん疑り深い人間なんですけど、本の索引を疑ってかかることはしたことがないように思います。
ですから、人名索引に「166」とただひとつだけノンブルが記されているのであれば、そのページを開いて当該人名に関する記載を確認し、この本にこの人物の名前はわずか一度しか登場しないのだなと納得してしまいます。
しかし、ちょっと考えてみれば、索引は無謬である、なんてことはありえません。
間違いと気違いはどこにでも転がってる、という寸法です。
とはいうものの、『探偵小説四十年』の索引を疑ってかかるのはずいぶん骨だしなあ、とか思いながら光文社文庫版の人名索引を調べてみたら、こちらは「448、457」とノンブルがふたつ。
桃源社版の「166」は光文社文庫版の「457」であることが判明いたしましたが、あと一箇所ははていったいどこであろうか。
ここでゆーたさんにお願いですが、都合のいいことにこの誤謬を訂正する機会がありますので、できれば追記を挿入するかたちで事実誤認を訂したく、つきましては、もしもこのエントリをお読みくださったのであれば、お手数ですがメールでご一報いただければまことにありがたく存じます。
メールアドレスはこちらです。
stako@e-net.or.jp
ご叱正をたまわったゆーたさんには、あらためてお礼を申しあげる次第です。
いやー、まだまだ修行が足りません。
読者諒せよ。
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