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Posted by 中 相作 - 2018.01.29,Mon
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中日新聞 CHUNICHI Web
平成30・2018年1月25日 中日新聞社
「キング」で戦前文学感じて
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平成30・2018年1月25日 中日新聞社
「キング」で戦前文学感じて
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2018年1月25日
「キング」で戦前文学感じて
金大付属図書館に文芸誌200冊余
図書館への寄贈を受けた雑誌「キング」と杉山欣也教授=金沢大付属図書館で
金沢大付属図書館は、戦前の日本の雑誌で初めてミリオンセラーを達成した大衆向け文芸誌「キング」200冊余りの寄贈を受けた。24日には関連の講演会が同館であり、金沢大の杉山欣也教授(日本文学)が雑誌の概要や研究活用への思いを語った。
キングは1925(大正14)年に大日本雄弁会講談社(現・講談社)から創刊された月刊誌。幅広い世代を狙った娯楽性の高い小説の掲載や徹底した宣伝戦略で、創刊2年後に発行部数100万部に到達した。戦中の一時期はタイトルが敵性語とされたため「富士」に改題。57年に終刊した。
日本近代文学館(東京都)の池内輝雄副理事長が収集した創刊号から戦前までの発行分計207冊を、かつての教え子だった杉山教授が譲り受けた。杉山教授によると、キングを一括所蔵する公共図書館は天理大(奈良県)や愛知大などのごく一部だという。
寄贈分には吉川英治や菊池寛、江戸川乱歩といった大衆文学の有名作家の作品が多く掲載されている。純文学は少ないものの、徳田秋声の「物堅い事」、室生犀星の「草餅」「西洋人」といった金沢ゆかりの文豪作品の掲載号もある。
杉山教授は講演で「大衆小説や推理小説への学生の関心は高い。全集や文庫本ではなく掲載誌に触れることで、当時の時代状況を踏まえた文学解釈を学ぶことができる」と所蔵の意義を強調した。
図書館では、2月9日まで創刊号などの展示コーナーを設けている。 (中平雄大)
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