Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2017.12.10,Sun
平井隆太郎先生のご命日の翌日、きょう12月10日は中井英夫の黒鳥忌となっておりますが、そんなことはともかくとして昨日、諸刃流正眼崩し胡蝶の舞、ひとさし舞って進ぜました。
土曜日でお役所はお休みだったんですけど、名張市公式サイトの「市長への手紙」を利用して、こんな文書を送信しました。件名は「ひきつづきお願いいたします」。
12月4日付「市長への手紙」に対する12月8日付ご回答、たしかに落掌いたしました。ご多用中、迅速なご手配をたまわり、お礼を申しあげます。しかしながら、まことに僭越なことを申しあげますが、もう少し真面目にお答えいただけないものでしょうか。名張市立図書館による乱歩関連資料の収集は、とにかくでたらめで目も当てられない惨状を呈しています。ですから私は、せめて伊賀市と連携してはいかがでしょうか、と提案している次第です。それをいうにことかいて、「引き続き市立図書館の業務として取り組んで参りたいと考えており」とはどういうことでしょう。いまの状態がひきつづくようでは困ると考え、その旨を訴え、現実的な打開策を提示して、どうかご一考いただけませんか、と切々とお願いしている市民に対して、愚弄するようなご回答はお慎みいただきたいと思います。
それに、12月4日付「市長への手紙」には、伊賀市に対して連携の働きかけを進めていただけない場合には、名張市立図書館による資料収集の具体的な見通しをお示しいただきたい旨も記しました。その点のご回答が頂戴できないのは、いったいどういうことでしょうか。私が例示した事業は、図書資料および非図書資料(逐次刊行物,ファイル資料,視聴覚資料など)の収集、保管、書誌データの作成と公開、データベースの構築、初出資料のデジタル化、リファレンスサービスなどといったことでしたが、もしかしたら名張市立図書館の関係者には、こうして列記した事業の内容が理解していただけなかったのかもしれません。だったら仕方ありません。もう少し答えていただきやすいことをお聞きいたします。
(1)名張市立図書館の平成28年度の乱歩関連資料の収集実績についてお聞きします。次の資料が収集対象とされなかったのはなぜでしょうか。平成28年4月から翌29年3月まで、月一点ずつ合計十二点を選んでみます。
▽『花森安治』河出書房新社
▽『電話ミステリー倶楽部』光文社
▽『乱歩アナザー 1』講談社
▽『文豪聖地さんぽ』一迅社
▽『キミこそ名探偵!』ナツメ社
▽「ハヤカワミステリマガジン」9月号
▽『Dの殺人事件 まことに恐ろしきは』KADOKAWA
▽『屋根裏の散歩者』キングレコード
▽『検閲と発禁』森話社
▽「TRICKSTER 1」バンダイビジュアル
▽『全員少年探偵団』ポプラ社
▽「悲劇喜劇」3月号
(2)10月26日付「市長への手紙」で「平成28年度に刊行された乱歩の著作のうち、『豆乱歩』(4月、十三社)、『孤島の鬼』(7月、海王社)、『英語で読む江戸川乱歩短篇集』(9月、IBC パブリッシング)、『怪人二十面相』(10月、新潮社)、『少年探偵団』(平成29年1月、同)、『妖怪博士』(同3月、同)はどうして収集対象とならなかったのか」とお聞きしたところ、11月7日付ご回答で「図書資料の収集は出版案内などを目視して出版情報を集めて行っています。江戸川乱歩の著作物等についても同様の作業の中で情報を集めていますが、ご指摘の著作については情報収集が不十分で収集できなかったものです」、「今後は、新しく刊行される乱歩関連資料をより確実に収集できるよう、出版情報に係るチェック方法等の見直しを検討してまいりたいと考えています」とのお答えをいただきましたが、これまでに依拠してきた「出版案内など」の名称は何か、また、見直しを進めたあと現在はどういったチェック方法が採用されているのか、この二点もあわせてお教えいただければ幸甚です。
以上、些細なことをお聞きして恐縮ですが、ひきつづきどーたらこーたらと人を愚弄するようなご回答をたまわりましたので、ならば名張市立図書館による乱歩関連資料収集の実態を浮き彫りにする必要があるだろうと考え、あえてお尋ねする次第です。よろしくお願い申しあげます。なお、本日はここまででとどめますが、図書館関係者のみなさんには、まだまだ行きます、とお伝えください。ただし、みなさんが、正直に、資料収集なんてとてもできない、何をどうしていいのかさっぱりわからない、とおっしゃってくれるのであれば、そのときにはいつでも矛を収める用意があります。
上記の文中、平成28年度に刊行された乱歩の著作のうち名張市立図書館が収集しなかったものとして六点をあげましたが、これを忘れておりました。
書籍
明智小五郎 はじめてのミステリー 名探偵登場!
江戸川乱歩
平成29・2017年2月初版第一刷 汐文社
Entry
さあ、はるか僻遠の名張から富岡八幡宮に願をかけることにしよう。
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