Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2017.10.15,Sun
雨の日曜となりましたが、まずこの件。
▼株式会社藍峯舎:江戸川亂步 竹中英太郎『完本 陰獣』(2017年10月6日)おかげさまで巻末解説「江戸川乱歩の不思議な犯罪」、ようやく脱稿いたしました。
四百字で三十二枚になりました。
江戸川乱歩が昭和3年に犯した不思議な犯罪がテーマです、と思わせぶりなことを書いておきましょう。
ツイッターではさっそく──
藍峯舎様のHPを更新しました。竹中英太郎による「陰獣」にまつわる挿画全点を初めて集大成した『完本 陰獣』、2018年新春刊行予定です。https://t.co/3mRFmVAftV
— たけがみ (@takegami_akira) 2017年10月6日
さらに──
藍峯舎が来年の新春に、原作:江戸川亂步、挿絵:竹中英太郎の『完本 陰獣』の刊行を予告。これは僕が夢見ていた企画ですが、まさか実現するとは思いもしなかった。ちょうど困難を極めそうな新作の執筆に取り掛かる(しかも右肩が腱鞘炎に罹った)ところだったけど、俄然やる気をもらいました。 pic.twitter.com/z9bzeXcaC2
— 三津田信三 (@shinsangenya) 2017年10月8日
そういえば以前、こんなことを書きました。
▼2016年11月23日:予約受付が始まりました
これがとんだ心得違いで、三津田信三さんにお詫びを申しあげる次第です。
最先端の印刷技術によって、竹中英太郎の画業が妖しくよみがえることになりました。
どうぞご期待ください。
それから、こちらの件。
▼小学館eBooks:江戸川乱歩電子全集
7月の最終配信から三か月のインターバルを置いて、小学館の『江戸川乱歩電子全集16』は今月配信の予定です。
たぶん最終金曜、10月27日配信、ということになると思います。
四百字で八十四枚になってしまった私のインタビュー、というか漫談、あちらこちら伏せ字もまじえつつ収録されているはずです。
名張市ってのはほんと、どーしよーもねーなー、ということがとてもよくわかるインタビュー、というか漫談となっております。
そういえばこの一件、こんなことになってたんですけど、ブログではお知らせしておりませんでしたっけ?
8月16日に送信した「市長への手紙」に、こんなお答えをいただきました。
中 相作 様
この度は、市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
お尋ねのありましたことについては、以下のとおりです。
1)資料収集の目的
収集の目的は、日本における探偵・推理小説の礎を築いた名張生まれの作家・江戸川乱歩を顕彰し、収集した資料により市民の皆さんに江戸川乱歩についての知識や興味・関心を高めていただくためです。
2)資料収集の対象
収集の対象とする資料は、江戸川乱歩の著作物及び江戸川乱歩に関する著作物等です。
3)平成28年度の資料収集の実績
平成28年度の受入冊数は24冊で、詳細は別紙のとおりです。
また、ご依頼のありました、インタビュー原稿の事実関係の当否について言及することは差し控えさせていただきます。
平成29年8月24日
名張市長 亀井利克
要するに、名張市立図書館による乱歩関連資料の収集に関して、その目的と対象、それから昨年度の実績をお聞きしたわけで、そのうち昨年度の収集実績だけは、送付されてきた一覧表をスキャンしてご覧いただきましたっけ。
それで、四百字で八十四枚にもなって「屋根裏の散歩者」より長い私のインタビュー、というか漫談に関してこんなことをばお願い申しあげました。
またもう1点、小学館(東京都千代田区一ツ橋)から電子書籍として「江戸川乱歩電子全集」(http://ebook.shogakukan.co.jp/edogawa/)が刊行されておりますが、近く配信される巻にわたしのインタビューが収録されることになっており、テープ起こしに補足説明など当方で手を加えた原稿をすでに編集部に提出してあります。
諸般の事情により、念のためこの原稿に目をお通しいただくべきかと判断いたしましたので、ネット上にアップいたしました(http://www.e-net.or.jp/user/stako/○○○○.pdf)。
恐れ入りますが、ご一読をたまわり、さらに教育長と図書館長にもお読みいただいて、事実誤認などのご指摘をいただきたく、ご多用中まことに恐縮ではございますが、よろしくご手配をお願い申しあげる次第です。 謹言
インタビュー原稿のURLは一部伏せ字といたしましたので、アクセスしても「The requested URL /user/stako/â—‹â—‹â—‹â—‹.pdf was not found on this server」とかいわれてしまいます。
それで、このインタビュー原稿、8月16日付「市長への手紙」では市長、教育長、図書館長にお読みいただくようお願いしたのですが、8月24日付のご回答では「ご依頼のありました、インタビュー原稿の事実関係の当否について言及することは差し控えさせていただきます」とのことでしたから、このインタビューは名張市の市長、教育長、図書館長からありがたいお墨付きを頂戴しております、ということにしてしまいたいと思います。
それから、身辺あれこれあわただしいせいでどっか行っちゃった慶應義塾大学推理小説同好会OB会のおはなしですけど、結局のところ、名張市ってのはほんと、どーしよーもねーなー、ということなわけで、寄贈図書を図書館のデータベースに登録し、できればその一部を図書館の開架に並べたい、みたいなあたりのことでご勘弁いただくしかないように思います。
名張市あたりの図書館関係者なんて、ほんとにこんな感じなの。
▼2017年9月26日:図書寄贈の真実
で、乱歩関連資料については、名張市はもうだめだから伊賀市に引き継いでもらいたい、と思ってたんですけど、というのも、伊賀市も名張市も官民双方、知的レベルは異様に低いですから資料収集なんてとても無理なんですけど、伊賀市はとりあえず収集資料の収蔵スペースが確保できそうだったわけです。
伊賀市の市庁舎、現在地から別のところへ移転することになって、現在新庁舎建設中。
▼毎日新聞:新庁舎 免震装置に興味津々 市民が工事現場見学 /三重(2017年10月15日)
新庁舎へのお引っ越しが済んだら、空き家になった旧庁舎に図書館が入る、という構想がいったん発表されて、それはどうやら悪名高きツタヤ図書館を入れるというおはなしだったみたいで、ゆえに伊賀市では一昨年あたりからこんな動きがあったわけです。
▼2015年9月11日:樋渡啓祐さんの講演会には足を運びませんでしたが
ツタヤ図書館だろうがなんだろうが、とにかく収蔵スペースさえ確保できれば、名張市立図書館が収集した乱歩関連資料を伊賀市に一括して譲渡し、とはいえ、名張市立図書館の乱歩コーナーで公開している乱歩の遺品やなんかの展示資料はそのまま残しておくわけですけど、あとはどうにでもなるだろう、と私は考えておりました。
しかしここへ来て、伊賀市の新庁舎完成後、現在の庁舎に図書館が入るという話は消えてなくなってしまったみたいで、そうなると収蔵スペースの確保もできなくなり、乱歩関連資料の収集を伊賀市へ丸投げして名張市は楽をする、という夢のようなプランもむなしくついえてしまいますがな。
困ったものだなあ。
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