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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.11.22,Fri
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Posted by 中 相作 - 2017.07.22,Sat

 さて、慶應義塾大学推理小説同好会OB会の寄贈図書の件、メンバーのかたに一度名張までご足労願えませんか、と厚かましいお願いを申しあげましたところ、先日19日の水曜日、おそらく東京でだと思いますけど、メンバーのおひとりでOB会と名張市立図書館の橋渡し役を務めていただき、4月にお亡くなりになった中井洽さんをしのぶ会が開かれたそうで、中井さんと同世代のOB会員がお集まりになったその席で、とりあえず名張に足を運んでやろう、との方針を固めていただいたそうです。

 ありがたいことだと思います。

 日程は未定です。

 慶應義塾大学推理小説同好会といえば、紀田順一郎先生の『蔵書一代』、なんとも重たい内容で、じつはこの夏、余儀なく過去を振り返ってなんとも重たい気分になる、ということが重なり、こりゃどっかで験直しと洒落込まないとな、と思案しているところです。

 そういえば、鷲田小彌太先生も蔵書の処分を決意されたとブログにお書きであった、と検索してみたところ──

 鷲田小彌太の仕事:読書日々 825(2017年4月14日)

 鷲田先生、「蔵書を99%(?)以上を処分する」とのことで、これもまた、蔵書一代。

 ところで鷲田先生、『涙香、「新青年」、乱歩』をご紹介くださっておりました。

 鷲田小彌太の仕事:読書日々 835(2017年6月23日)

 ありがたいことだと思います。

 鷲田先生にお読みいただいた『涙香、「新青年」、乱歩』は、じつはこれ。


 2014年12月、高井信さんからプレゼントされた一冊で、この世に三冊、高井さんと北原尚彦さんと私、この三人のもとにしか存在していなかった稀少本ですが、今年5月、鷲田先生に当地へおいでいただいたあと、ご馳走になったお礼にと、当地の銘酒「乱歩誕生」といっしょにお送りしたものです。

 私が所蔵していたら死蔵されているだけですが、鷲田先生にお読みいただき、そのうえで札幌あたりの古書市場に流通したとしたら、ちょっと面白い話だな、と、高井さんには申しわけないような気もしたのですが、そうしたほうがこの『涙香、「新青年」、乱歩』も生きるであろうと考え、あとになって、あ、サイン入れときゃよかった、と天を仰いだりもいたしました。

 こちら、電子書籍となっております。

 Amazon.co.jp:涙香、「新青年」、乱歩: 附 「陰獣」から「双生児」ができる話

 どちらさまも、よろしければぜひお買い求めください。
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