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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.11.22,Fri
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Posted by 中 相作 - 2017.07.12,Wed

 いかがですか。

 名張市というのは、なんともひどいところでしょう。

 二十年以上もほったらかしにしていた寄贈図書、いったいどうするつもりなのか図書寄贈者のみなさんにお伝えくださいな、とお願いしたところ、「当事者からご依頼があれば対応させていただきます」とのことである。

 要するに図書寄贈者の住所氏名、どこにも控えておらんということなんでしょうけど、名張市への移住をお考えの方には、やめときなはれ、と申しあげたい。

 しかもこれ、市長名義の文書だからなあ。

 この文書を読んだ人が名張市長にどういう印象を抱くか、この文書を作成した事務方は考えておらんのかな。

 事務方はもう少し、名張市の副市長を見習うべきではないのか。

 思い起こせば2014年、乱歩生誕百二十年に沸いていたわけではまったくなかった名張市において名張市はやくざにやさしいまちづくりあーこりゃこりゃ事件が勃発したとき、市議会の答弁で決裁権がどーたらこーたら小理屈を並べ立て、こんにちはッ、市長に迷惑はかけられないが市民には平気で迷惑をかけられる男ッ、地域の名門ばりこのどおきでございますねてえッ、みたいな大見得をお切りになった副市長を見習うべきではないのか。

 そんなことはともかくとして、依頼があれば対応すると名張市の市長さんがおっしゃってるんだから、ならば依頼においでいただこう、ときのう、慶應義塾大学推理小説同好会OB会のおひとりにこんなメールをお出ししました。

 件名は「厚かましいお願いを申しあげます」。

 個人情報への配慮から、このエントリに転載するにあたって一部の地名、人名を伏せ字といたします。

○○○○様

 ご無沙汰しております。暑い日がつづきますが、お元気のことと存じます。さっそくですが、慶應義塾大学推理小説同好会OB会のみなさんから名張市立図書館にご寄贈いただいた図書に関して、一度、貴会有志のみなさんに当地までおいでいただきたく、厚かましいお願いを申しあげるためにメールをさしあげる次第です。以下、順を追って記します。

 5月24日、○○○にお住まいの○○○○○さんとおっしゃる乱歩ファンの方から、名張市公式サイトの「市長への手紙」を利用して、名張市立図書館に死蔵されている寄贈図書について質問した、との連絡がありました。○○○さんは名張市のひどい回答に呆れ果て、名張市を完全に見限っておしまいになりましたが、私は○○○さんの質問を引き継ぎ、「市長への手紙」でいわば再質問を行いました。経緯は次のとおりブログで報告しております。

http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/4759/

 きのう回答が寄せられましたので、きょうブログで公開しました。

http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/4774/

 なんとも失礼な回答で、どうも申しわけありません。二十年以上もほったらかしにしておいたあげく、「当事者からご依頼があれば対応させていただきます」とはまたひどい話ですが、それはそれとして、いまだ海のものとも山のものともつかない話であるとはいえ、市長がここまで明言しているのですから、図書館サイドの構想を確認し、貴会のみなさんのご要望などをお伝えいただく場を設けるべきではないかと判断いたしました。この市長回答を空手形に終わらせないためにプレッシャーをかける意味でも、貴会のみなさんに市長とご面談いただくことが、といっても、実際には図書館長か教育長あたりになると思いますが、重要な布石になるのではないかと考えております。ご足労とお手数をおかけするのはまことに心苦しいのですが、ご検討いただければと思います。お聞き届けいただけるのでしたら、日程調整などを名張市に要請いたします。ほかの会員の方にもお願いを申しあげるべきなのですが、メールアドレスを存じあげない方も多く、このメールをご転送いただければ幸甚です。

 ご多用中、勝手なお願いをあれこれ並べ立てるのは心苦しい限りですが、よろしくお願い申しあげます。話は変わりますが、きょう、知人からの電話で「紀田順一郎先生の新刊、かなりショッキングな内容ですよ」と教えられ、当地の本屋さんにはとても並びませんので、取り寄せを依することにいたしました。どんな内容か、読むのがこわいような気もいたしますが。

2017/07/11

 文中、「実際には図書館長か教育長あたりになる」とありますのは、別に名張市の市長さんが逃げ隠れなさるかもしれん、という意味ではなくて、公務ご繁多でそもそも図書館の専門家ではいらっしゃいませんから、実際の対応とやらは図書館長か教育長が担当することになるであろう、という意味です。

 いやー、ほんとに面白くなってきたなあ。
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