おととい、あすにつづく、と書いたけど、あさってにつづく、になってしまった。
それにしても、なんかもう、日本じゅうあっちこっち、かなり変だよね。
自覚がないだけで、こっちもかなり変になってるのかもしれんけど、サンデー先生の平熱教室、とにかく締めに入ろう。
だからもう、やめてしまえば? ということは、かなり以前から提言しておった。
東京は池袋にある旧宅など乱歩の遺産が立教大学に継承され、名張市民の税金で『江戸川乱歩著書目録』が、三重県民の税金で『子不語の夢 江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集』が上梓されたころあたり、不肖サンデーはいまだ乱歩資料担当嘱託の任にあったのだが、名張市立図書館がどさくさまぎれで乱歩関連資料の収集から手を引くのにちょうどいい潮時かもしれんなとも思われたゆえ、もうやめたらどうよ、と関係方面に進言した。
しかし、やめない、ということになった。
とはいえ、やめない、というのもおかしな話で、そもそも、まともなことはなにもできておらん、というのが、名張市立図書館における乱歩関連資料収集の実態である。
まともなことは、まだはじまっておらんのである。
はじまってもおらんものを、やめない、というのも、きわめておかしな話ではある。
だから、ごく最近まで、ということは、名張市乱歩関連事業アドバイザーを拝命してからも、不肖サンデー、もうやめたら? とのアドバイスもつづけてきたのだが、それでも、やめない。
しかしなあ、武士のなさけでいっさい公表はしてないけど、名張市立図書館における乱歩関連資料の収集ったって、実態はそりゃまあひどいものなんだぞ。
ひどい、というか、先日も記したけど、なんとも気の毒なことであって、なにしろ、乱歩のことなんか知らないし、そもそも興味も関心もない、のみならず、資料収集ってのがどんなことなんだか、さっぱりわかんない、みたいなのが、名張市立図書館の実態なのである。
なんでそうなの? と不審にお思いのむきもあるかもしれんが、というか、実際にそんな質問を受けることもときどきあるのじゃが、それはもう、ここ名張市あたりのレベルがそうなのである、としかいいようがない。
どんなレベルかというと、たとえば、こんなんである。
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しかし、えらいものじゃな。
まだ笑えるではないか。
3・11のはるか以前のことであったというのに、まだ笑えるではないか。
半端ねーなーおい。
すげーよなーまったく、とは思うけど、ここ名張市の官民双方が英知を結集し、市民の血税も惜しげもなく投入して、あまねく世に問い、高らかに天下に誇った乾坤一擲の一大プロジェクト、っつーのが、こういうものであったわけなんだからね。
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なんか、名張市民のひとりとしては、大笑いしながら、ふと落涙しそうにもなってしまう。
でもって、さらに落涙しそうになるんだけど、名張市立図書館もまったくこういったレベルなのな。
乱歩関連資料の収集というのがどういうことなんだか、そんなことすらわかっとらんのよ。
だからまあ、手前どもにはなにがなにやらさっぱりわけがわかりませんので乱歩関連資料の収集はおしまいということにしてしまいます、と正直に宣言すればいいのであるけれど、そんなことも実際にはできない相談であろうから、たとえば、乱歩の遺産が立教大学に継承されましたので、みたいな適当な理由をみつけてきて、きれいに手が引けるようにアドバイスもしてみた次第ではあったのだが、しかし、それでも、やめない、というのである。
なんでだろうな。
やめる、という決定をくだすことには、それなりに責任というやつがともなうから、ということなのかもしれん。
なにしろ、お役所のみなさんである。
主体性を放棄し、責任を回避し、無能と怠慢の楽園でぼーっと明け暮れするだけのみなさんなのであるから、きのうまでつづいてきたことをきょうやめてしまい、その責任を引き受ける、なんてことは絶対しない、ということなのかもしれん。
だからといって、ちゃんとやる、ということもまた、絶対にしない。
やめない、というのと、ちゃんとやる、というのは、イコールではまったくないのである。
やめることはしないが、ちゃんとやることもしない。
要するに、いま現在の状態を継続する。
なにも考えない。
できるだけ働かない。
無能と怠慢の楽園を腐れ市民がいちいち踏みにじってんじゃねーぞこら。
それが、お役所のみなさんの心の声なのである。
で、不肖サンデー、勝てない、とゆうとるわけな。
お役所のみなさんにゃ、とても勝てない。
しかし、不肖サンデー、名張市立図書館には、やっぱちゃんとしてほしいわけである。
しかも、いまでは、やめてしまえ、とは思ってない。
いつかも記したけど、3・11以降の認識として、名張市は名張市でかけがえのないところなんだから、やめてしまうのではなくて、名張市立図書館もまたオンリーワンのかけがえのない図書館として、身のたけや身のほどというやつに応じて、やるべきことをこつこつまじめにちゃんとやらなきゃな、と考えなおした。
しかし、くどくどくどくど記してきたとおり、そんなあたりまえでふつうのことが、名張市立図書館にはできないのである。
だったらどうする。
答えは、じつはごく簡単である。
不肖サンデーが、なにからなにまで、こつこつこつこつやるしかない、ということになる。
しかし、答えはそれしかないとしても、そんなのはほんと、なんだかなあ。
だから、このところずーっと、どうすっぺやなあ、とか思って、ちんたらちんたらしてたんだけど、あしたからはもう8月か、みたいなことは直接関係はないけれど、しかし、さすがに、きっちり締めに入んなきゃな。
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