Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2017.05.18,Thu
名張市の公用車をすっ飛ばして、津市にお住まいだった探偵小説ファンのかた、かりにKさんとしておきますが、そのKさんのお宅にお邪魔いたしました。
「宝石」全冊は、むろん「別冊宝石」全冊も含めて、Kさん宅の畳敷きの一室で、段ボール箱に収納され、その段ボール箱を積みあげて保管されていました。雑誌の重みで畳が沈み、段ボール箱を搬出したあとにへこみが残っていたことを記憶しています。
あと、「鬼」全冊とか、そのあたりのものもごっそり頂戴して、公用車に詰め込んだあと、奥さんにメロンを出していただいたことをやはり記憶しております。
その後、Kさんとは賀状をやりとりするだけのおつきあいがつづきましたが、あるとき、朝日新聞三重版の短歌欄にKさんの作品が採られていて、それがどう読んでも奥さんが亡くなった悲しみを詠んだものでしたから、Kさんに手紙を出して立ち入った事情をお訊きし、あらためてお悔やみを申しあげたものでした。
そのKさんもお亡くなりになって、もう十年ほどになるでしょうか。
名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック刊行事業がスタートした直後、願ってもないプレゼントをいただけたことは、いまから考えると奇蹟と呼んでいい僥倖だったのではないかと思い返されます。
Kさんと探偵小説の神さまに、あらためてお礼を申しあげたいと思います。
といったところで、序破急では終わりませんでした。
さらにおはなしはつづきます。
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