さて、いつまでもちんたらちんたらとは、してらんない。
じつは、いつまでもちんたらちんたらしてるのも、意外と気持ちがよくて結構好きかも、という気になっていないこともないのだが、ほんと、いつまでもそんなこといってらんないではないか。
ところで、ちんたらしてらんない、とかいっときながら、またまたちんたらしてしまうわけだけど、きのうリンクしたYouTubeの「古賀茂明氏が語る 日本中枢の崩壊」、きょうみてみたんだけど、要するに、中央も地方も、お役人の世界はもう無茶苦茶じゃね? ということだよね。
中央省庁の事情にはまったく明るくないけれど、不肖サンデー、地方のお役所だっていいだけ崩壊してんだぞばーか、ということなら、いくらでも声を大にして断言することができる。
名張市役所のみなさんだって、名張市役所がいいだけ崩壊しまくってる、っつーのはよくよくご承知のところだよな?
というわけで、とりあえず、古賀さんの談話、一部を起こしてみた。
いまいちばん、公務員に求められてるのはですね、政治が新しいパラダイムを切り開こうとしているときにですね、具体的なアイデアを出して、それをまたいちばんうまくですね、実現していくという手段を提供して、実施していく、非常に重要な役割を公務員が担わなきゃいけない、私はいつもいってるんですけれども、政策のイノベーションというものをですね、つくり出していかなきゃいけない。
そのときに、あまり能力のないひとがですね、居坐っていてですね、去年までの延長線上でこれからのことを考えましょうと、いうことをやっていては、とてもやっていけなくなっているので、そこの仕組みを変えて、公務員全体がですね、ほんとにその縦割りの自分の、自分たちの利益を守るということではなくて、国民のために働く、そういう仕組みに変える、これがいちばんだいじだと思ってます。
それはですね、じゃどうすればいいのかということですけれども、いままでは、能力がなくても実績がなくても、年功序列であがっていくという仕組みだったものをですね、やっぱり国民のために働かないと上にあがれない、あるいはまじめにそういうこと、新しい政策を出していけなければ、降格される、あるいは降給される、場合によっては首にもなると、いうですね、そういう、民間企業ではこれはあたりまえのことですけれども、そういった、国民のために働く、実績を出す、それが評価される、そういう仕組みに変えていくということ。
それから、省庁の、先ほど申しあげた縦割りのですね、仕組み、それを変えるために、省庁を越えた人事異動をするとかですね、そういった、かなり抜本的な改革をしなくちゃいけないんですけども、これをやると、はじめて、いろいろな改革をするときに、公務員がほんとに国民のため、ということを思って働きはじめると、いうことになります。
ですから、改革しなくちゃいけないことはたくさんあります、医療の改革、農業の改革、社会保険の改革、いろんなものが並んでますけれども、公務員改革っていうのはそれと並ぶ課題ということではなくてですね、いま申しあげたようなさまざまな改革をするための土台となる改革だと思っています。
ですから、まず先に、公務員改革っていうのをやってですね、公務員がほんとに国民のために働く、そういう仕組みをつくったうえでですね、それぞれの課題に取り組むということになれば、非常に効率的に、スピーディーにですね、改革が進むということになります。
よく公務員改革っていうと、給料を下げればいいとかですね、なるべく多くの役人を首にすればいいと、いうようなことをいうひともいるんですが、もちろん、むだな仕事は省いて、むだなひとを減らす、それから、仕事もしていないのに、もらいすぎてるひとの給料を下げる、これはだいじな改革なんですけれども、それが本質ということではなくて、いちばんだいじなことは、公務員が国民のために働く、そのために、若いひともですね、場合によってはいまよりも給料たくさんもらえるとかですね、あるいは民間のひとにも来てもらって、優秀なひとに来てもらう、そのためには、分野によっては給料があがると、いうことでも私はいいと思ってます。
だいじなことは、公務員が全体としてですね、新しい状況に対応した政策のイノベーション、要するに、新しいことを自分で提案して、それを政治家にですね、しっかりと提供していく、そういう能力をもった集団になる、それが公務員改革の最大の目標だろうと、いうふうに思っています。
無理だろうな。
先述のごとく、中央省庁内部のことはまったく知らん。
知らんのではあるけれど、中央省庁においてここに述べられた公務員改革が実現される可能性なんて、ほぼゼロだといっていいのではないかいな。
では、地方はどうか。
名張市役所はどうか。
これはもう、余裕をもって、そんなもん無理に決まってんじゃねーかばーか、と断言できる。
な。
名張市役所のみなさんや。
こんなことは絶対に無理だよな。
だいたいが、みなさん、パラダイム、とか、イノベーション、とか、そういった横文字の意味がわからんじゃろう。
しかし、それにしても、不肖サンデー、いまから振り返ってみれば、名張市立図書館の乱歩資料担当嘱託を拝命して、パラダイムといえばたしかにパラダイムの転換をめざし、イノベーションといえばたしかにイノベーションの推進をもくろみながら、それをかけらほども実現することなく、かかる敗残の身とはなってしまった。
要するに、先日も記したごとく、お役所にゃ勝てない、ということである。
お役所はお役人の楽園でなければならない、という鉄の掟の前には、パラダイムもイノベーションもありゃせんがや。
名張市立図書館において、不肖サンデー、乱歩関連資料は展示するものである、という旧来のパラダイムをぶっ壊し、ばーか、図書館の資料ってのは読むものなんだよ、と新たなバラダイムを提唱し、収集資料活用のための目録三冊を編むことによって、イノベーションにかたちを与えた。
そのつもりであった。
しかし、それがどうよ。
ほんと、どうよ。
あまり能力のないひとが、というか、まったく能力のないひとが、去年までの延長線上でこれからのことを考える、みたいなことしかしようとせんわけよ。
公務員全体が、自分たちの都合だけを考えとるわけよ。
能力もなく実績もなく、ただ年功序列で上にあがったような正味のあほが、自覚しているにせよ無自覚であるにせよ、パラダイムの転換だの、イノベーションの推進だの、そんなものを一気に無効化するまぬけづら並べて平然としてやがるわけよ。
だから、民間の優秀なひとに来てもらって、分野によっては給料があがるということがあってもいい、と古賀茂明さんはおっしゃるわけだけど、そんなことはまったくの夢物語だぞ、と知るべきであろう。
早い話、不肖サンデー、じつは民間のものすごく優秀なひとなわけ。
そのものすごく優秀なひとが、名張市立図書館に泣きつかれて、しかたないから乱歩資料担当嘱託を拝命し、給料があがるどころか雀の涙と呼ぶことすらはばかられるほどのお手当てで、それはもう日本全国どこへ出しても恥ずかしくない、どころか乱歩関係者のあいだで名張市の名を一気に高めるお仕事をしたわけなんだけど、返ってきたのは枕を濡らしてしまうほどにひどい仕打ちであったわけよね。
だからな、公務員改革なんて夢のまた夢だぜ。
不肖サンデー、そんなことは骨身にしみてよう知っとる。
ただし、改革は無理でも、復讐ならできるからな。
アドバイザーか、アベンジャーか、と不肖サンデー、最初っからゆうとったよな。
アドバイスは助言だが、アベンジは復讐だ。
復讐するはわれにあり、われこれを報いん、とか神さまはおっしゃっとるけど、不肖サンデー、あいにくとクリスチャンじゃないけんのう。
なあ、名張市役所のみなさんや。
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