暑い。
暑いね。
とても暑いよね。
きのうも暑かったよね。
きのう、猫の額のような拙宅の庭を、近所のおじいさんに全面的に手入れしてもらったところ、犬の小春が夏の陽射しを避けていた木陰や草の陰が、ほぼなくなってしまった。
きょう撮った写真は、こんな感じ。
■20110709a.jpg
ちょっとわかりにくいけど、アングルを変えると、こんな感じ。
■20110709b.jpg
要するに、陽射しを避けるには建物の影に入るしかなくなってしまった。
木や草の複雑な陰影が消えた夏の庭は、犬にはかなり過酷な場なのよね。
庭は夏の日ざかりの日を浴びてしんとしている、わけでもなくて、なんか遠い雷鳴が伝わってきたりもして、いやこうなると小春ちゃんパニックではないか、とか思いつつ、さ、きょうもしっかり考えてみよう。
しかしまあ、ほんとのところは、もうどうしようもないではないか、というしかないかもしれんなあ。
なにしろ不肖サンデー、お役所なんてのを相手にしたらぜったい勝てんわ、とつくづく思い知ったものなあ。
つくづく思い知らされたものなあ。
なにも考えず、できるだけ働かない、と決意をかためているひとたちを相手に、いったいなにができるというのか。
なんにもできんがや。
とはいえ、そんなのは最初から知れていた、といえば知れていたことではあったな。
知れていたからこそ、不肖サンデー、名張市立図書館に泣きつかれて、収集した乱歩関連資料をいかに活用すべきか、その筋道をつけてやったのである。
なにしろ名張市立図書館、乱歩関連資料を収集しよう、とうすらぼんやり思いついただけで、あとはなにも考えず、できるだけ働かないようにしていやがったのだものなあ。
そこで不肖サンデー、名張市立図書館になりかわって考えてやったのだが、いやなに、考えるといったって、たいして考えたわけではない。
図書館が収集した資料をいかに活用するか、みたいなことは、とりたてて考えようとしなくたって、自然にわかることである。
いやいや、それがわからんというのだから名張市立図書館にはほんとに困ったものなのだが、しかしまあ、ぐずぐずゆうとったってしかたがあるまい。
本日の平熱教室では、名張市立図書館が乱歩関連資料を収集している目的はなにか、ということを考えてみたい。
むろん、そんなものはない。
開館準備の段階で、ふと思いついた、というだけのことである。
あえていえば、乱歩関連資料を収集する目的は、乱歩関連資料を収集することである、ということでしかない。
トートロジーっちゃトートロジーだし、収集そのものが自己目的化しておる、といってしまえばまさしくそのとおり。
しかも名張市立図書館、思いつきではじまった乱歩関連資料の収集に、たとえあとづけであっても、ちゃんとした目的を設定しようとも考えなかった。
ほんと、なにも考えない。
とはいえ、ここで名張市立図書館の名誉のために記しておくと、なーんにも考えようとしないのは名張市立図書館だけじゃないからね。
名張市役所のあらゆる部署において、考えなどというごたいそうなものは、たぶんかけらほどもみあたらないものと推測されるわけなのよね。
思いつきはあるが、考えはない。
そうとも、それが名張市だ。
さて、乱歩関連資料を収集する目的は? という問題。
この件にかんしては、このエントリに少し記した。
▼2011年6月15日:うっかり目的を閑却していた
要するに、乱歩関連資料を収集する目的なんてものを、名張市立図書館はただのいちども考えたことがないわけだけど、じつは不肖サンデーも収集の目的なんてものをつきつめて考えてみたことがなかった、みたいなことを記した。
というところで、ちょっとお客さんが来てくれたので、申しわけないけど、あすにつづく。
ところで、遠い雷鳴は遠いまま聞こえなくなり、おかげさまで小春ちゃんは安穏にしておるようなので、どうぞご休心のほど。
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