ゆるキャラ「名張のひやわん」 週刊文春が“スクープ”

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　平成28・2016年11月16日　中日新聞社

ゆるキャラ「名張のひやわん」　週刊文春が“スクープ”
　植木創太
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2016年11月16日

ゆるキャラ「名張のひやわん」　週刊文春が“スクープ”



自身の写真が掲載された週刊文春を読んで驚く「名張のひやわん」＝名張市の名張市民センターで

　名張市の名張地区のご当地キャラクター「あれっこわい犬　名張のひやわん」が、週刊誌の週刊文春に「スクープ」され、地元住民の話題となっている。

　ひやわんが掲載されたのは、十日に発売された十一月十七日号。五～六日に松山市で開かれた「ゆるキャラグランプリ（ＧＰ）」の一幕を伝える記事で、「同誌が勝手に選んだナンバーワン」として一ページを使って名前の由来などが紹介された。

　出場したキャラクターで記事中に登場したのは、ひやわんと優勝した高知県須崎市の「しんじょう君」のみ。ひやわんの拠点・名張市民センターの職員は「ＧＰは総合四百三十七位と振るわなかったにもかかわらず、大きな扱いで驚いた。これを機に全国区になってくれれば」と、期待を膨らませる。

　一方、ひやわんは、掲載されたのが、今年政界や芸能界のスキャンダルを次々と報道している週刊文春と聞き、戦々恐々。本紙の取材に「ゲスなことはなにもしてない」と弁明に終始していた。

　（植木創太）

　＜あれっこわい犬　名張のひやわん＞　名張の路地に現れる「伝説の犬」という設定。名前は伊賀弁で「すごい」を意味する「こわい」と、「細い路地」を意味する「ひやわい」にちなむ。能楽を大成した名張ゆかりの観阿弥から顔は能面をモチーフにし、背中のマントは、地元出身の推理作家江戸川乱歩の作品の怪人二十面相をイメージした。