クリップ｜もよおし 特別企画展「パノラマ ジオラマ グロテスク──江戸川乱歩と萩原朔太郎」ほか

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　平成28・2016年10月3日　毎日新聞社

クリップ｜もよおし　特別企画展「パノラマ　ジオラマ　グロテスク──江戸川乱歩と萩原朔太郎」ほか
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もよおし　特別企画展「パノラマ　ジオラマ　グロテスク－－江戸川乱歩と萩原朔太郎」ほか

毎日新聞2016年10月3日　東京夕刊

　■特別企画展「パノラマ　ジオラマ　グロテスク－－江戸川乱歩と萩原朔太郎」

　１２月１８日まで、前橋市千代田町の前橋文学館。日本で推理小説を開拓して確立させた乱歩（１８９４～１９６５）、日本近代詩を変革して口語自由詩を確立させた朔太郎（１８８６～１９４２）。両者は生前、親交を深め合っていた。作品の幻想性や怪奇性、グロテスクさのほか、手品などの趣味も共通していたという。乱歩の『人間椅子』の自筆原稿や、朔太郎が自著への批評の礼を述べた乱歩宛てのはがきのほか、受贈本など計約１００点を紹介する。乱歩邸の土蔵を朔太郎が訪ねた場面を両者の孫が再現した写真も展示する。水曜休館。同館（０２７・２３５・８０１１）。

　■トークイベント「出版から考える戦後日本」

　２１日午後６時４０分、東京都千代田区丸の内１の関西大学東京センター。創業１３０周年を迎えている河出書房新社と中央公論新社を中心に、出版文化とは何かを戦後史から検証する。批評家・メディア研究者の大澤聡さんと評論家で思想史研究者の片山杜秀（もりひで）さんがそれぞれ講演した後、歴史社会学者・教育社会学者の竹内洋さんを交えた３人で「出版と読書の変容」をテーマに話し合う。無料。関西大学東京センターのホームページ内に申し込みフォームがある。問い合わせは電話で（０３・３２１１・１６７０）へ。