Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2016.07.05,Tue
お暑うございます。
青空文庫はこれが来ました。江戸川 乱歩:怪人と少年探偵: 作者のことば 怪人二十面相はまほうつかいのようなふしぎなどろぼうです。二十のちがった顔を持つといわれる変そうの名人です。名探偵明智小五郎の助手小林少年と少年探偵団の団員たちは… https://t.co/xsnhh6ua9J 青空文庫 #青空文庫
— 青空文庫新着情報 (@aozoranow) 2016年6月29日
それでまあ、こんな感じになるわけです。
こんな感じで、厚さ四センチほどもある月刊ないしは隔月刊のコミック誌が、いまや一か月に三冊か四冊、書斎のすみや廊下のすみでじわじわじわじわ増殖しているわけです。
ええかげんにしてもらえんものかのう。
キリンメッツコーラはまだ飲んだことがないんですけど、近所のマックスバリュ名張店で段ボール箱をもらってきました。
並んでる雑誌は、左から順に、「乱歩アナザー」連載中の「少年マガジンエッジ」6月号、「孤島の鬼」連載中の「ARIA」6月号、おなじく「孤島の鬼」連載中の「B・BOY GOLD」6月号、「少年マガジンエッジ」7月号、「ARIA」7月号、少年探偵団シリーズを原案にした「TRICKSTER」の連載が始まった週刊少年マガジン増刊「マガジンSPECIAL」7月号、「ARIA」8月号、「B・BOY GOLD」8月号。
それにしても、これはいったいなにごとか、と思います。
昭和4年から5年にかけて発表された長篇小説が、著者の死去から半世紀も経過したいまになって、なんと二作併行して漫画化進行中! なんてのは空前絶後のことにちがいありません。
しかも、乱歩自身は「現代では関心を持つ人は殆どない」としていた同性愛が大きな売りのひとつになっているんですから、世の中なにがどう転ぶかまったくわかりません。
ではここで、コミック二作における諸戸と箕浦のなんたらシーンをごらんいただきましょう。
「B・BOY GOLD」8月号、環レンさんの連載第二回。
「ARIA」では6月号、naked apeさんの連載第四回にこの場面が登場しました。
こうなるともう、「孤島の鬼」は本朝近代文学における通俗の極北に燦然と輝いている、といっても過言ではないかもしれません。
そんな作品を書く作家になるなどと、処女作「二銭銅貨」はまったく告げていませんでしたけど。
ちなみに「二銭銅貨」九十九円電書のほうは、構想はほぼ固まった感じなんですけど、暑さのせいもあって、実務面はほったらかしとなっております。
それにしても、毎日あつおますなあ。
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