Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2010.08.25,Wed
書籍
文学フシギ帖 日本の文学百年を読む
池内紀
平成22・2010年7月21日第一刷 岩波書店 岩波新書1261
新書判 カバー 207ページ 本体720円
関連箇所
江戸川乱歩の犯罪
III > p144ー147
…………………………………………………………………………………
江戸川乱歩の犯罪
江戸川乱歩の初期の探偵小説に『心理試験』がある。犯人は金めあてに友人の下宿先の老女を殺した。嫌疑が友人にかかるように手を打っている。奪った金は道で拾ったことにして警察に届けた。いずれ期日がくれば自分のものになる。
警察は犯人解明にあたり「心理試験」を課すことにした。精神分析家が用いるのと同じ方法で、「連想診断」とよばれている。机とかペンとかインキとか、なんでもない言葉を順に読みきかせ、できるだけ早く、その言葉から連想した言葉をしゃべらせる。そしてなんでもない言葉のあいだに「ナイフ」とか「血」とか「金」とか、当の犯罪に関係のある言葉をまじえ、それに対する反応をみる。心にやましいところがあれば、おもわず過剰な反応をする。
…………………………………………………………………………………
岩波書店:文学フシギ帖―日本の文学百年を読む
カレンダー
開設者
中 相作:Naka Shosaku
ブログ内検索
リンク
カテゴリ
エントリ
(06/19)
(12/16)
(08/03)
(03/26)
(01/29)
(01/22)
(11/05)
(07/31)
(10/10)
(09/19)
(08/16)
(08/15)
(06/23)
(05/27)
(04/12)
(12/29)
(11/30)
(08/13)
(05/02)
(03/10)
アーカイブ
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"