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Posted by 中 相作 - 2016.05.06,Fri
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平成28・2016年5月4日 毎日新聞社
演劇|「この世のような夢」あすから津・東日寺境内で 乱歩の世界、幻想的に表現 東京の劇団公演 /三重
井口慎太郎
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演劇|「この世のような夢」あすから津・東日寺境内で 乱歩の世界、幻想的に表現 東京の劇団公演 /三重
井口慎太郎
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演劇
「この世のような夢」あすから津・東日寺境内で 乱歩の世界、幻想的に表現 東京の劇団公演 /三重
毎日新聞2016年5月4日 地方版
セットの中で稽古に励む役者たち=津市芸濃町椋本の東日寺境内で
名張市出身の推理作家・江戸川乱歩(1894〜1965年)の作品に着想を得た演劇「この世のような夢」の公演が5日から、津市芸濃町椋本の東日寺境内で始まる。主催者の一人で芸濃町出身の文筆家、伊藤裕作さん(66)は「乱歩の作品のルーツは芸濃町にあると確信している。ぜひ町の人に見てもらいたい」と話している。【井口慎太郎】
東京の劇団「水族館劇場」が公演する。同町で地域おこしに取り組む市民団体「芸濃町を芸濃(げいこ)い町にする会」が主催し、会の事務局長でもある伊藤さんと劇団の桃山邑座長(58)が友人同士で実現した。
劇は乱歩の作品「パノラマ島奇談」に伊藤さんが新たな解釈を加え、桃山さんが「外伝」として書き下ろした。乱歩は1〜3歳まで芸濃町に近い現在の亀山市に住んでいた。原作の「パノラマ島」は鳥羽のミキモト真珠島がモデルになったなどの説があるが、伊藤さんは、原作に登場する大富豪は明治時代に同町に実在した製茶業者がモデルではないかと考え、パノラマ島も幕末に水不足を解消するため同町に造られたため池がモチーフになったと推測した。劇はこうした新解釈をもとに、乱歩の世界を幻想的に表現した。
水族館劇場は日ごろから劇場を使わず、役者たちがテントで野営しながらセットや小道具を手作りして稽古(けいこ)と野外劇を行う。公演中に水しぶきを上げるなど、迫力満点の演出が売りだ。桃山さんは「劇団の持ち味であるサーカスのような表現を見てもらえれば」と話す。
公演は5〜8日と13〜16日、いずれも午後7時開演。料金は前売り3500円、当日4000円。芸濃町在住の人は1000円。問い合わせは同劇場(080・6412・4897)。
〔三重版〕
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