Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2016.01.31,Sun
第一弾はこちら。
▼2016年1月12日:長田育恵さんの受賞を祝す今度は南北賞です。
▼時事ドットコム:鶴屋南北賞に長田育恵さん(2016年1月27日)
鶴屋南北戯曲賞はミステリー文学大賞と同新人賞に並ぶいわゆる光文三賞のひとつですが、北村薫さんが大賞を受賞していらっしゃったことは、いまウェブニュースを検索して初めて知りました。
▼産経ニュース:日本ミステリー文学大賞に北村薫さん(2015年10月28日)
まことおめでたいことに存じます。
とかいってるあいだに1月もきょうでおしまいですが、パブリックドメインとなった乱歩作品の進撃の巨人ぶりには瞠目すべきものがあります。
気づくのが遅くなりましたけど、ラジオでもやってますし。
▼2016年1月30日:江戸川乱歩短編作品集
電子全集も順調です。
▼小学館:江戸川乱歩 電子全集2 明智小五郎 活躍編
そうかと思うと、「ARIA」でnaked apeさんによる漫画の連載が始まった「孤島の鬼」は、いっぽうでこんな企画も進行中だそうです。
【盛林堂ミステリアス文庫新刊情報 その1】
『孤島の鬼』江戸川乱歩
改造社版 (昭和5年) の単行本テキストを、
旧字旧かなづかい総ルビで可能な限り原本の表記で復刊。
付録として、雑誌連載時の 「これまでのあらすじ」 も収録予定。
上製函入。
※2月下旬刊行予定
— 盛林堂書房 (@seirindou) 2016, 1月 29
「これまでのあらすじ」も入る、ということですから、小説の本篇には姓しか書かれていない語り手、箕浦金之助のフルネームに、読者はようやく『孤島の鬼』という本のなかで出会うことができるようになる、ということになるのかしら。
なんとも楽しみな一冊です。
箕浦と諸戸という美青年コンビの姓について記しておきますと、箕浦というのは三重県の津市あるいは愛知県の名古屋市あたりに比較的よくある名前なのか、近鉄津駅のすぐそばには箕浦内科というお医者さんがあって、外科じゃなくてよかったな、と近鉄電車の窓から眺めるたびに思い返しますし、十年ほど前に名古屋商工会議所の会頭をお務めだったのは箕浦さんとおっしゃるかたでしたし、そういえばやはり十年ほど前、私が地域の名門、三重県立名張高等学校で非正規雇用の怪しい先生をしていたとき、同僚に諸戸という女性の先生がいらっしゃって、立ち入ったことをお聞きしますがとご主人の出身地をうかがってみたところ、あまりよく憶えてはいないのですが、伊勢湾に面した三重県内某所だったような気がいたします。
いっぽうの諸戸は、これはもう名の聞こえた大財閥、桑名に生まれて山林王と称された諸戸清六の名から来たものであると思われ、さすがに諸戸屋敷こそありませんけど、諸戸家ゆかりの邸宅や庭園はいまや観光スポットに。
▼桑名市観光ガイド:六華苑(ろっかえん)
▼桑名市観光ガイド:諸戸氏庭園(もろとしていえん)
三重県内乱歩ツアーをご計画のかたは、諸戸財閥ゆかりの地をコースに入れてみるのもご一興ではないでしょうか。
今年は伊勢志摩サミットたらいうのもありますし。
▼三重県:伊勢志摩サミット・三重県
以上、本日はやや暖かい日となりましたので、なんとなく明るい気分になり、思いつくままよしなしごとを記してみました。
しかし、著作権が切れた乱歩作品、このままとんでもないことになってしまうのかしら。
ほんと、困ったことだなあ。
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