Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2016.01.30,Sat
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毎日新聞
平成28・2016年1月27日 毎日新聞社
憂楽帳|古本屋
中尾卓司
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平成28・2016年1月27日 毎日新聞社
憂楽帳|古本屋
中尾卓司
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憂楽帳
古本屋
毎日新聞2016年1月27日 大阪夕刊
そぞろ歩きで見つけた。暗闇の中、軒下の本棚とガラスの引き戸がくっきりと浮かび上がる。オレンジ色の照明を受けて。外に並ぶ本は1冊100円。間口は僅か3メートルほど。懐かしげな雰囲気に誘われて、店内をのぞいた。
文庫本、文芸書、漫画、写真集、映画のDVD……。江戸川乱歩や宮沢賢治も「ねぎぼうずのあさたろう」といった絵本もある。珍しいところでは「小栗虫太郎全作集」。カエルの置物があちこちに置かれ、遊び心に包まれている。
「本に囲まれた暮らしは楽しそうだ」と店主の大川亮司さん(44)は店を開いた。以前も古本屋だった店舗を居抜きで受け継いで7年。もの静かに語っていた。「低空飛行でも細々と続けたい」
流れが速い時代だからこそ、存在価値がある。この一冊はどんな人の手を経て、ここにたどりついたんだろう。そんな想像を巡らしてみる。小さな店内で背表紙をながめるひととき。良書を見つける楽しみ。活字好きの心がくすぐられる。
くだんの店は「古本 ぷれこぐ堂」(06・6359・6020)。阪急中津駅から北に徒歩3分。【中尾卓司】
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