書籍
暴いておやりよドルバッキー
大槻ケンヂ
平成23・2011年3月25日初版 角川書店 角川文庫16729
発売:角川グループパブリッシング
A6判 カバー 229ページ 本体552円
初刊・旧版:2007年3月22日 ぴあ
初出:ぴあ 2005年3月31日号-2007年2月1日号(タイトル「神菜、頭をよくしてあげよう」)、本の雑誌、WEB ダ・ヴィンチ
関連箇所
江戸川乱歩とパノラマ島奇談と永ちゃん
p83ー86
究極の選択! 実際どうするよ?
p87ー90
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江戸川乱歩とパノラマ島奇談と永ちゃん
9月はずっと本を書いている。
12月発売予定の「ゴスロリ幻想劇場」は、ゴスロリっ娘をテーマにした小説集。ひと月に6~7も奇想天外な掌編をひねり出さなければならない。
妖精軍団と女子高弓道部が戦う物語りなどいろいろ考えている。
何か発想のネタになるものないかしらんと思っていたところ、教育テレビより江戸川乱歩特集番組の出演依頼があった。
予習にと「パノラマ島奇談」を再読。アチャ~、これは勉強になりますねぇ。
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究極の選択! 実際どうするよ?
小説を書き始めてもう10年くらいになるだろうか。
小説などと言うと人は大層な仕事を想像し、「何気取っちゃってんだい」などと腐す者も中にはいる。でも別に俺、ドストエフスキーみたいなもんを書くなんて言ってるわけじゃないんです。湧きあがるアホな妄想を人に伝える手段として今までロックを中心にやってきたけれど、「小説って手も便利だよなぁ」と思い始めただけのこと。だって、ロックと違って他ミュージシャンが介在しない分、頭の中の物語りを小説ならかなり忠実に現出することができるのだ。楽器の弾けない身としてこれは素晴らしい作業だ。漢字を知らない身としてはなかなか骨の折れる作業だとも言えるのですが……。
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角川書店・角川グループ:暴いておやりよドルバッキー
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