鳥羽みなとまち文学館：江戸川乱歩館へ 没後50周年記念で改称 あす「パノラマ島奇談」で発表 ／三重

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　平成27・2015年11月20日　毎日新聞社

鳥羽みなとまち文学館：江戸川乱歩館へ　没後50周年記念で改称　あす「パノラマ島奇談」で発表　／三重
　林一茂
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鳥羽みなとまち文学館:江戸川乱歩館へ 没後50周年記念で改称 あす「パノラマ島奇談」で発表 /三重

毎日新聞　2015年11月20日　12時24分

探偵小説の先駆者、江戸川乱歩(1894～1965年)のゆかりの品や人物模型などを展示する鳥羽市鳥羽2の「鳥羽みなとまち文学館」が、乱歩の没50周年を記念し「江戸川乱歩館～鳥羽みなとまち文学館」に改称す…

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＜鳥羽みなとまち文学館＞江戸川乱歩館へ　没後５０周年記念で改称　あす「パノラマ島奇談」で発表　／三重

11月20日 12:24

　探偵小説の先駆者、江戸川乱歩（１８９４～１９６５年）のゆかりの品や人物模型などを展示する鳥羽市鳥羽２の「鳥羽みなとまち文学館」が、乱歩の没５０周年を記念し「江戸川乱歩館～鳥羽みなとまち文学館」に改称する。２１日に同市のミキモト真珠島で開く「鳥羽乱歩ナイト３　パノラマ島奇談」で発表する。

　鳥羽商工会議所や国などの補助を受け２００２年にオープンした同館は▽乱歩の愛用メガネや、同市坂手島出身の妻の隆（りゅう）と一緒に本を読む姿の模型などを展示した「乱歩館・鳥羽文学ギャラリー」▽風俗研究家で乱歩の親友の岩田準一（１９００～４５年）に関連した「岩田準一と乱歩・夢二館」▽土蔵を改造した「幻影城」－－の３施設で構成される。

　見学者や乱歩ファンらに根強い人気を誇るが、年間入館者は数千人にとどまる。今年が乱歩の没５０周年に当たることから、関係部署で議論を重ね、江戸川乱歩を前面に押し出そうと改称を決めた。

　乱歩は１９３１年から１年３カ月、当時の鈴木商店鳥羽造船所に勤務、教師をしていた隆と出会い結婚した。

　２１日午後５時半に開場する乱歩ナイト３のパノラマ島奇談は、急死した大富豪になりすました男が、手に入れた富で無人島に空想の「パノラマ島」を創り上げるが、探偵に正体を暴かれ自らを花火とともに打ち上げ死ぬ－－という内容。女優・柳田ありすさんの朗読と音楽プロデューサー・榎田竜路さんの音楽で、妖美で怪しい乱歩の世界を届ける。入場無料だが予約が必要。問い合わせは鳥羽商工会議所（０５９９・２５・２７５１）。【林一茂】

〔三重版〕