Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2015.11.21,Sat
版元では完売になったという藍峯舎の『鬼火』、いまや購入できるのはこちらだけのようです。
藍峯舎『鬼火 オリジナル完全版』横溝正史著 竹中英太郎挿画 限定250部 版元完売! 当店在庫最後の1冊です!お早めにどうぞ! https://t.co/nz18vtw4vc pic.twitter.com/zdVZgN5eln
— 古書きとら (@kosho_kitora) 2015, 10月 28
で、『鬼火』の巻末解説に、横溝正史と竹中英太郎がコンビを組んだ雑誌掲載作品のリストを掲載しておきましたが、「これ以外にも未確認の作品が存在するものと思われる」という予想がみごとに的中し、昭和四年の「講談雑誌」に載った「喘ぎ泣く死美人」も正史英太郎コンビの作品である、とのご教示をいただきました。
ここにあらためて、横溝正史と竹中英太郎がコンビを組んだ雑誌掲載作品を掲げておきます。
桐屋敷の殺人事件(川崎七郎名義)
「新青年」昭和三年七月号
双生児
「新青年」昭和四年新春増刊号
猫目石の秘密
「少女世界」昭和四年七月号
喘ぎ泣く死美人
「講談雑誌」昭和四年七月増刊号《妖怪国百鬼夜行物語》
芙蓉屋敷の秘密
「新青年」昭和五年五月号-八月号
髑髏鬼(河原梧郎名義)
「文芸倶楽部」昭和五年十二月号
鋼鉄仮面王
「少年世界」昭和六年八月号-十月号
地下街の崩壊(連作「諏訪未亡人」第五話)
「新青年」昭和七年二月号
憑かれた女
「大衆倶楽部」昭和八年十月号-十二月号
鬼火
「新青年」昭和十年二月号-三月号
書籍では昭和七年八月、新潮社から出版された新作探偵小説全集第十巻『呪いの塔』が、正史の書き下ろし長篇を英太郎の挿絵が飾った一冊で、函の装画は山六郎が担当しました。
藍峯舎といえば、三年前に出た『赤き死の假面』に四万五百円の値がついたそうです。
藍峯舎『赤き死の假面』40500円!ですか…。 https://t.co/wPIKZqMCfc 藍峯舎 江戸川乱歩 赤き死の假面 未開封品
— 古書きとら (@kosho_kitora) 2015, 11月 15
一万円が三年で四万五百円になったんですから、ただひとつ完売になっていない『屋根裏の散步者』も、いまのうちにお買い求めいただいておいたほうがいいかもしれません。
▼株式会社藍峯舎:『屋根裏の散步者』
藍峯舎から来月刊行される予定の『幻想と怪奇』は、解説のほうは再校も終わってあとは責了、ということになりましたが、ほかのことはさっぱりわかりません。
まあ、満を持して予約受付の開始をお待ちください。
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