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Posted by 中 相作 - 2015.10.12,Mon
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平成27・2015年10月7日 福島民報社
ポーと乱歩と秋の夜長(10月7日)
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平成27・2015年10月7日 福島民報社
ポーと乱歩と秋の夜長(10月7日)
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ポーと乱歩と秋の夜長(10月7日)
日に日に夜が涼しくなる。文学の世界に浸るには絶好の季節が訪れた。特に10月は推理小説との縁が深い。探偵や刑事になった気分でページをめくれば、幾つもの驚きと感動に出会える。
きょう7日は「ミステリー記念日」。世界で初めて推理小説という分野を切り開いた19世紀のアメリカの作家エドガー・アラン・ポーの命日に由来する。多くのファンや団体が、ポーの偉業をあらためてしのぶ日だと紹介している。一方、21日は日本の大正~昭和期を代表する推理作家の江戸川乱歩が誕生した日として愛好者に知られる。
敬愛するポーの名前をもじって自身のペンネームにしたのは有名な話だ。乱歩は本県とゆかりがある。大戦末期から数カ月間、空襲を逃れるため旧保原町(現伊達市)に疎開していた。後に「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」との一節を残す。三重県名張市にある生家跡に建てられた記念碑に刻まれている。
現世に身を置きながら夢想の世界を描き続けた乱歩らしい名言といえる。もしも彼がずっと保原町に住んでいたなら、どんな名作が生まれていただろうか。秋の夜長、そんな推理とも言えぬ空想がふと頭に浮かんだ。
( 2015/10/07 08:51 カテゴリー:あぶくま抄 )
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