Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2015.09.09,Wed
いよいよあした開催です。
▼伊賀市の図書館・図書室:『図書館を考える』ぜひご参加ください!!(2015年8月23日)雑誌記事を拾っときます。
まず、週刊朝日。
dot.
衝撃事実発覚 あの樋渡前武雄市長がツタヤ関連企業に天下り!
(更新 2015/8/12 07:00)
「佐賀の橋下徹」という異名をもつ樋渡氏 (c)朝日新聞社
佐賀の改革派として知られる樋渡(ひわたし)啓祐・前武雄市長(45)の“天下り”が発覚し、市民から非難ゴウゴウだ。
2006年に総務官僚から武雄市長に転身した樋渡氏は10年に市民病院を民間社団法人「巨樹の会」へ移譲。12年に市立図書館の管理を、TSUTAYAを運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)」に委託を決定し、話題となった。さらに13年に市内の全小中学生に一人一台タブレット型端末配布を決定するなど、斬新な政策を次々と打ち出してきた。
今年1月には、自民党の推薦を受けて佐賀県知事選に出馬するも落選。
すると、6月に「巨樹の会」の理事に就き、7月にはCCCが設立したスマートフォンを利用してふるさと活性を目指す「ふるさとスマホ株式会社」の代表取締役社長に就任。さらに同月、武雄市地方創生アドバイザーも委嘱されていた。
「市長時の民間委託先の役職に就くのは、天下りではないか。裏切られた気持ちです」(武雄市民の男性)
ネット上や市民から“事後収賄なのでは”という声もあるが、問題はないのか。行政問題に詳しい長瀬佑志弁護士が解説する。
衝撃事実発覚 あの樋渡前武雄市長がツタヤ関連企業に天下り!
「仮に辞任後の社長就任を市長在任中に約束して不正な行為をしていた場合、刑法197条の3の『事後収賄罪』に問われ、捜査の対象になる可能性がある。そんな約束はなく、違法性がないとしても市民の疑念を招く行為であれば、道義的な問題を指摘されることは考えられます」
そして、全国的に注目されたTSUTAYA図書館をめぐり、7月14日には住民訴訟も起こっていた。
原告代表の川原敏昭氏はこう言う。
「1億8073万円で結ばれた業務委託契約は12年でしたが、見積書の日付が『平成13年』となっているなど非常にずさん。民間では通らないような内容の上、なぜCCCとの契約だったのか不透明な手続きのまま、随意契約で公金が支出されたことはおかしい。9月11日から裁判が始まります」
樋渡氏に就任の経緯や報酬、天下りと囁かれることへの見解を直撃すると、こう答えた。
「取材に応じる時間的余裕が皆無です。年が明けましたら少し落ち着くので、またよろしくお願いします」
一方、自身のメルマガでは、≪武雄市役所のような弱小自治体からCCCのような日本を代表する企業の子会社の社長になったということは、僕的には下克上(笑)≫と悪びれず、つづっていた。
就任先にも経緯を伺うが、「ふるさとスマホ」は期限までに回答がなく、「巨樹の会」は、取材拒否だった。
忙しいのは良いことだが、数々の疑惑に対し、十分な説明をすべきではないか。
(本誌・牧野めぐみ)
※週刊朝日 2015年8月21日号
この記事を受けて、これがあったわけです。
名張市議会議員 福田ひろゆき氏曰く『「天下り」って朝日が言うけど、私、「天上がり」って言わせていただきます。』 『樋渡 啓祐 - 明日(17日)メルマ...』 http://t.co/zCigQvHeau #名張市 pic.twitter.com/9JJMRAEOe4
— Soukaku (@Soukaku) 2015, 8月 21
もういっちょ。
んでもって、 #名張市 は視察目的不明なれど 10月末に武雄市視察を計画している模様。もし、蔵書問題で盛り上がる武雄市図書館を賞賛するようだったら、視察に行く人達は情報収集の力のないフシアナさんだということになりますね。 https://t.co/5gzYtbt1rH
— Soukaku (@Soukaku) 2015, 8月 21
つづいて、女性セブン。
NEWSポストセブン
批判多数のTSUTAYA運営武雄図書館 市教委は「わからない」
2015.08.27 16:00
「私、本好きやけえ、よく図書館に行くんやけど、新しい図書館は本が探しにくいんよ。棚も高くて、取りにくいのよ。販売する本や文房具のスペースがあるから本の量が減っている気もするし…」(70代女性)
佐賀県西部に位置する武雄市は、歴史のある温泉地として知られるが、知名度は決して高くなかった。しかし、2013年4月に武雄市図書館がリニューアルオープンすると、全国的に大きな注目を集めた。その手法は、DVDレンタル大手の「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が約3億円、武雄市が約4億5000万円の計7億5000万円をかけて改装し、運営はCCCに委託するというものだ。
図書の貸し出しにはCCCのポイントカード「Tカード」も利用できて、自動貸出機を利用すれば1日1回3円分のポイントが貯まる。CCCの蔦屋書店とスターバックスコーヒーが併設されており、コーヒーを飲みながら雑誌を読むことも可能だ。他にも、館内でのインターネット利用のためiPad端末の無料貸し出しを行っており、年中無休で朝9時から夜9時まで利用できる。こうした民間会社に運営を委託するケースは、全国で拡大しつつある。
計画当時には、小泉進次郎議員が、「武雄モデルを構築して各行政が参考になる形を残してもらえれば」とエールを送るなど、武雄市図書館は“地方創生”のための画期的手法と評価された。しかし、リニューアルオープンから2年経った今、その評価には疑問の声が上がっている。冒頭の女性が続ける。
「時代小説が好きやけえ、いつも読んでるんやけど、好きだった本は図書館が新しくなったときになくなってしまったの。昔から置いてある、誰も借りないような小説だけが残っているけれど、新しい本はまったく入ってこない」
そもそも図書の選定は、各図書館が独自に基準を定めて司書などが決めるのだが──。
実用的な新しい本が減って、古い本が目立つ――武雄市図書館に対するそうした声は次第に大きくなった。8月5日には、図書館がリニューアルする際に購入されたとされる資料の一覧がネット上で出回り、“不要な書物ばかり購入している”、“TSUTAYAの在庫を買い取っているのでは”、“TSUTAYA商品の販売促進のためなのでは”と、疑惑の声が上がるほどの問題になっていった。
さらに、図書館改革を積極的に推し進めていた前・武雄市長の樋渡啓祐氏が7月に、CCCの子会社である「ふるさとスマホ株式会社」の代表取締役に就任していて、“天下り”ではないかと週刊誌で報道されたことで、事態は一気に“炎上”した。
炎上騒ぎは、裁判にまで発展している。武雄市に購入リストの情報開示請求をした武雄市民の川原敏昭さんは、市に度重なる開示請求をしたものの、開示された資料からは説明責任が果たされていないとして、7月16日、武雄市に対し、「前市長に1億8000万円の損害賠償請求を求める」よう訴えを起こした。川原さんが言う。
「情報開示をしたら、2013年のリニューアル時に、1999年版の『「エラー」がわかるとWindows98/95に強くなる』や、『東京おいしい店ガイド2000~2001』、『公認会計士第2次試験2001』といった10年以上前の本がリストに入っていることがわかりました」
そんな武雄市図書館の、そもそもの問題点はリニューアルによって、図書館が使いにくくなった点にあると言うのは、リニューアルに異議を唱え、「武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会」を立ち上げた、同会代表世話人の井上一夫さんだ。
「改修後、図書館の2階には5m近い書架が配置されましたが、それは1階にある蔦屋書店から見た時の装飾壁です。高すぎて、閲覧するのも取り出すのも事実上不可能。また、2階には空調設備がなく、これでは図書館としての機能を果たしているとはとてもいえません。子供たちのための『読み聞かせ室』や専用トイレは取り壊され、スターバックスコーヒーに変えられました。
そして、『武雄蘭学館』も取り壊されて蔦屋書店のレンタルスペースに改修された。蘭学館には、技術立国日本の原点といわれる28代武雄領主・鍋島茂義候の洋学資料や、国産第1号の大砲が常設で展示されていたのです。2000点を超えるそれらの資料は、昨年9月に国重要指定文化財に指定されました。私たちはそうした武雄市の歴史文化を大切にまちづくりを進めてきたのに、“地方創生”という名のもと、“東京コピー”のようになってしまった。その本質は、地方創生とはとてもいえるものではありません」
市教育委員会の担当者は、「リニューアルオープン時の整理はCCCに委託したので細かいところはわからない」などと回答した。
※女性セブン2015年9月10日号
上のつづきが下。
NEWSポストセブン
図書館の寄贈本問題 利用者が書店に行けば解決すると専門家
2013年4月にリニューアルオープンした佐賀県の武雄市図書館。DVDレンタル大手の「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が約3億円、武雄市が約4億5000万円の計7億5000万円をかけて改装し、運営はCCCに委託す手法をとったが、さまざまな問題が噴出し騒動となっている。
8月5日には、図書館がリニューアルする際に購入したとされる資料の一覧がネット上で出回り、“不要な書物ばかり購入している”“TSUTAYAの在庫を買い取っているのでは”などと“疑惑”の声が上がった。
なぜ民間会社が“図書館介入”してきたのか。その理由のひとつに、図書館予算の削減という問題がある。
実際に武雄市でも、運営費用4億5000万円のうち、3億円をCCCが、それ以外の人件費などを市が負担しているが、市負担のほうは赤字だ。そしてこれは、決して武雄市だけの問題ではない。
ジャーナリストで『つながる図書館』(ちくま新書)著者の猪谷千香さんが指摘する。
「そもそも、税収が減っている自治体が多いですし、待機児童問題や介護といった喫緊の課題に対処するため、図書館の予算はどうしても後手になって削られがちです。また、2003年にサービスの向上や柔軟な運営を目的として、公の施設の管理に民間のノウハウを取り入れる指定管理者制度が導入されました。
現在、指定管理者による図書館は増えていますが、経費節減目的の導入や、数年間の契約で指定管理者が切り替わる可能性があることから、雇用形態が不安定になるという問題が指摘されてきました。また、自治体直営の図書館であっても、年々、非正規雇用の職員が増加、司書の数も減っています。司書は専門性が高い仕事です。図書館は単に娯楽として読みたい本だけでなく、地域の歴史や文化を記した、郷土資料、個人や地域の課題を解決するための資料を揃えていかなければなりません。
現在から50年、100年後まで、その地域にとって必要な本を長期スパンで考えて運営していかなければいけません。蔵書構築のための選書の知識や経験が必要です。そうした人がいなければ、図書館運営の屋台骨が骨粗しょう症のようにスカスカになってしまいます」
コスト削減を迫られた図書館は苦境に立たされている。さらに、図書館が抱えている問題はまだある。
挙げられるのは、「寄贈本」の問題だ。図書館の蔵書は書店から購入する以外に、寄贈によって支えられている。そのため、蔵書を増やしたり、ベストセラー本の不足解消のために、本の寄贈を広く求めている図書館は少なくない。そこには、非売本や歴史的に価値がある資料を揃える目的もある。その中で、最近増えているのは市民からの寄贈だ。「いらなくなった本を捨てるのは忍びない」、「役立ててもらえるのなら」といった善意の行為だが、これが実は図書館にとって大きな負担になることがある。
図書館の寄贈本問題 利用者が書店に行けば解決すると専門家
立命館大学教授の常世田良教授が言う。
「寄贈される本は、大切な本や面白い本ではなく、30年前の大学の教科書とか古い百科事典とか、持ち主のかたが“不要だけど、本は大切だし捨てるには忍びない…”と、捨てきれない本のことが多い。そうした本のなかには、日焼けしていたり、虫の糞がついていたりするものもある。
また、科学技術や法律、社会問題に関連する本はあまりにも古い場合は、使えません。さらに、いただいた本であっても、それを図書館に並べるためには、表面をコーティングしたりラベルを貼るなど、1冊あたり300円くらいコストがかかります。また、図書館の人員削減の問題で、本を見分けられる司書さんがいない図書館もあって、貴重な本なのに、古いからという理由で捨てられてしまうケースもあるなど、寄贈には多くの問題が含まれています」
そうした問題を防ぐため、寄贈を全面的に断っている図書館もあれば、出版から年数が経っていない本や、人気のある本など条件をつけている図書館もある。
寄贈については、ベストセラー本を寄贈によって揃えようとする図書館に対して、作家や出版社を圧迫しているとの批判もある。この批判に、前出・猪谷さんは利用者側にも問題があると指摘する。
「『この本を寄贈してください』と名指ししている図書館には、すでに何十人、何百人も予約待ちの利用者がいます。現場では、利用者から『なぜもっと本を買わないんだ。おれの税金だろう』、とクレームを言われてしまう。でも購入する予算はないし、複数冊買うと民業圧迫になるという批判が根強い。だったら読み終わった本を寄贈していただくというのは苦肉の策なんです。本来は、利用者が予約で図書館に行列を作らず、書店に行っていただければ解決する話です」
※女性セブン2015年9月10日号
武雄市図書館で検索すると。
▼Twitter:武雄市図書館
樋渡啓祐さんのコメントは、このツイートで。
このひわたんの言い訳。元関係者なのに、今も責任者ぶったコメントだよね。 『樋渡 啓祐 - 武雄市図書館の選書の問題について、メディアやネット...』 http://t.co/P4DytDAwBr #hiwatter pic.twitter.com/UgW4TIqsoP
— todotantanとどたん酒の肴提供中 (@todotantan) 2015, 9月 8
まあ、だいたいが、こんなとこでがす。
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