特集 江戸川乱歩 没後五〇年

雑誌

ユリイカ　8月号
　平成27・2015年8月1日　第47巻第11号　青土社
　A5判　245ベージ　本体1300円

特集　江戸川乱歩　没後五〇年
　p51－239
　対談
　　江戸川乱歩の子どもたち
　　　北村薫、辻村深月
　　　p52－61
　乱歩的転回
　　真紅の鬼　江戸川乱歩とホモセクシュアリティーの謎
　　　紀田順一郎
　　　p62－65
　　乱歩と太郎とロビンソン
　　　扉野良人
　　　p66－69
　　乱歩の手と眼
　　　円居挽
　　　p70－72
　　表象する乱歩を表彰する
　　　高山宏
　　　p81－87
　　鏡とレンズ　江戸川乱歩と視覚文化
　　　佐藤守弘
　　　p88－95
　創作――乱歩によって書く
　　出勤
　　　高原英理
　　　p96－106
　　Ｄ坂再訪
　　　樺山三英
　　　p107－119
　　実録・平成サーカス奇譚
　　　倉数茂
　　　p120－129
　　摩天の軽業師
　　　酉島伝法
　　　p130－141
　創作――乱歩からなる描く
　　押絵と旅する少女
　　　玉川重機
　　　p73－80
　　屋根裏の散歩
　　　駕籠真太郎
　　　p157－162
　　Ｄ室の怪人事件
　　　ドリヤス工場
　　　p217－224
　人でなしとつくり手
　　極大と卑小の大パノラマ　乱歩という源泉
　　　丸尾末広、聞き手＝編集部
　　　p142－147
　　大変な乱歩の舞台化
　　　中野成樹
　　　p148－152
　　陰気なけもの
　　　西田藍
　　　p153－156
　探偵小説の鬼子
　　『乱歩奇譚 Game of Laplace』の羽撃き
　　　岸誠二、聞き手＝編集部
　　　p163－168
　　アニメ打明け話
　　　上江洲誠
　　　p169
　　江戸川乱歩と新たな猟奇的エンターテインメント
　　　蔓葉信博
　　　p170－176
　　鍵のかかった部屋　あるいは名探偵と精神分析
　　　鈴木貴宇
　　　p177－184

江戸川乱歩「赤い部屋」の背景　谷崎潤一郎、宇野浩二、H・G・ウェルズ

　　　宮本和歌子
　　　p185－192
　怪人・詩人・貴人
　　得体の知れない肉を固めた「謎の缶詰め」
　　　上坂すみれ、聞き手・構成＝飯田一史
　　　p193－199
　　乱歩的身体＝知覚と詩人たち　萩原朔太郎・稲垣足穂・丸山薫
　　　安智史
　　　p200－208
　　ポーの二人の「弟子」　ヨネ・ノグチと江戸川乱歩
　　　宇沢美子
　　　p209－216
　乱歩よりはじまる
　　戦後乱歩評価の鳥瞰図　『幻影城』から『幻影城』へ
　　　落合教幸
　　　p225－231
　　〈乱歩趣味〉という原風景
　　　谷口基
　　　p232－239

　▼青土社：『ユリイカ　２０１５年８月号』