Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2015.07.13,Mon
藍峯舎の『鬼火』、おかげさまで大好評のようです。
角川文庫版『鬼火』で「この別れのあいさつを」となっているところ、藍峯舎オリジナル完全版では「この袂別の挨拶を」 今生のわかれだものね……
— ぱと (@RamOrigami) 2015, 7月 11
藍峯舎さんから『鬼火』来た。 竹中英太郎の挿絵、印刷クオリティ高く、実に凶々しい。迷ったが買って良かった。 pic.twitter.com/GkJQsDvGIK
— 山本 哲史 (@ssakkuzzo1110) 2015, 7月 11
藍峯舎『鬼火』は089番でした。今までで一番大きな番号。横溝人気か、出版社の名が売れてきたのか、僕が出遅れただけか。 pic.twitter.com/GVzIqn8Wo8
— 藍川蘭 (@ran_aikawa) 2015, 7月 11
なんと申しますか、横溝正史のファンは確実に存在する、という気がいたします。
それにひきかえ乱歩の場合、愛読者は存在していても、ファンは存在しないのではないか、という気がしてこないでもありません。
正史ファンないしは金田一耕助ファンが大集結する正史関連イベント、というのはあるみたいですけど、乱歩ファンの乱歩ファンによる乱歩ファンのための乱歩関連イベント、なんてのは存在しないのではないか、とも思われますし。
ところで、正史は昭和8年の「面影草紙」で中期というか第二期というか、探偵作家として新しい局面に歩を進めたとされ、この時期には草双紙趣味への沈淪と捕物帳世界への退嬰が眼につきがちですが、「鬼火」や「真珠郎」はじつは本格作品の筆ならしだったように見受けられないでもありません。
ともあれ、徹底した本文校訂と原画から起こした挿絵で「鬼火」を堪能したい、とおっしゃる向きは、多少お高くはなっておりますが、藍峯舎のオリジナル完全版をぜひどうぞ。
▼株式会社藍峯舎:『鬼火 オリジナル完全版』横溝正史 挿画竹中英太郎
お中元の好適品としても、ここにお薦めしておきたいと思います。
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