あーこれこれ名張市教育委員会のみなさんや

　雄鶏屋ほんだわらどす。

　この件どす。

　▼2015年6月13日：教育委員会から回答をたまわりました

　軽うかましときまっさ。

　これどすわな。

　　　記

　お問い合わせに対する回答

　（１） そもそも、乱歩関連資料として、どんな資料を収集するのか。
　→ 乱歩関連資料は、「乱歩の作品」、「乱歩作品が収録された資料」、「乱歩作品を論じた資料」、「乱歩を描いた資料」、「乱歩作品の二次利用資料」等が挙げられます。
　しかしながら、これらを網羅的に収集するのは、現在の名張市の財政事情では難しい状況です。

　（２）そもそも、収集した乱歩関連資料を、死蔵するのではなく、活用することが可能なのか。
　→ 図書館資料の一つとして利用していただくことが可能と考えます。
　また、今後、市内小中学生を対象とした「ふるさと学習」などへの活用を検討していきます。

　（３）そもそも、市民生活に無縁な乱歩関連資料を、市民の税金で収集する必要があるのか。
　→ 図書館活動の一環として、乱歩関連資料を収集することは必要と考えます。

　（４） たしか２００９年のことであったと思いますが、名張市立図書館がインターネット上に乱歩関連資料のデータベースを作成しようとしながら、結局は実現しなかった、ということがあったように記憶しております。その経緯について、つまり、どうしてそんなプランがもちあがり、なぜ立ち消えになってしまったのか、また、業者に支払った費用などの予算はいったいいくらになったのか、そのあたりのことをぜひともお知らせいただきたい。
　→ 『江戸川乱歩リファレンスブック』の刊行後、書籍だけでなくインターネット上に内容を公開しようとするプランが持ち上がったようです。しかしながら、データ入力やデータの検索方法等について検討したところ、かなりの経費がかかることが判明しましたので立ち消えになったようです。なお、予算等の詳細は不明ですので、ご理解賜りますようお願いいたします。

　平成２７年６月１１日

名張市教育委員会

　まず、これから行きます。

　（１） そもそも、乱歩関連資料として、どんな資料を収集するのか。
　→ 乱歩関連資料は、「乱歩の作品」、「乱歩作品が収録された資料」、「乱歩作品を論じた資料」、「乱歩を描いた資料」、「乱歩作品の二次利用資料」等が挙げられます。
　しかしながら、これらを網羅的に収集するのは、現在の名張市の財政事情では難しい状況です。

　それはまあ、急いでお答えいただいたのはわかります。

　しかし、うろたえる必要はありません。

　そもそも私は、どんな資料を収集するのか、つまり、収集対象を明確にできるかどうか、その点を質問しております。

　なんで名張市の財政事情が出てくるのかな。

　6月13日付エントリに記したところを再掲。

　また、「伊賀一筆」第一号には、こんなことをも記しましたばい。

　「お役所仕事とは、その場しのぎの際限もないくり返しにほかならない」

　「お役所仕事とはまさしく、その場しのぎの際限もないくり返しにほかならない」

　あるいは、こんなことも書いちゃりましたばい。

　「財政難というのは便利な言葉で、お役所が何もしないことの何よりの免罪符となる呪文だ」

　これもまた、まったくそのとおりじゃ、ということがしみじみ如実に実感されるお答えとなっておりますので、ほんとにもうね、怒ったり責めたりはせず、静かに穏やかにそっとしておいてやっていただければと思います。

　ほんとにね、うわっつらをとりつくろっただけのこんな回答を送ってよこして、それでいっちょあがり、と思っていらっしゃるのであれば、まさしくまさに、お役所仕事ってのはその場しのぎの際限もないくり返しだよな、と名張市立名張小学校のよい子たちにも嗤われてしまいまっせ名張市教育委員会のみなさんや。

　いちいち批判を加えるのは面倒ゆえ、一点だけ書いときますけど、頂戴したお答えに、

　「乱歩の作品」

　というフレーズと、

　「乱歩作品が収録された資料」

　というフレーズが併記されてますけど、これがもう意味不明。

　じつは以前、名張市立図書館に対して、収集対象を明文化してみなさい、と迫ってみたことがあるんですけど、まったくおなじ意味不明さを抱えた返答が帰ってきました。

　要するに、比喩的にいえば、二次元と三次元の区別がついてない、みたいな。

　「乱歩の作品」というのは、どこにあるのか。

　「乱歩作品が収録された資料」のなかにあるわけです。

　それを収集することは可能です。

　「乱歩作品が収録された資料」を集めること、というのは、これすなわち、乱歩の著作を収集する、ということになります。

　しかし、「乱歩の作品」そのものは、いったいどうすりゃ収集できるのかな。

　「乱歩の作品」を収集する、とはいったい、どういうことなのかな。

　名張市教育委員会には、なんにもわかってないみたいだな。

　まったく、「乱歩の作品」「乱歩作品が収録された資料」「乱歩作品を論じた資料」「乱歩を描いた資料」「乱歩作品の二次利用資料」などとうわっつらだけなぞってみたところで、こんなことでちゃんとした回答になってると思ったら大間違いなんですけど、さらに笑止なのは、

　「しかしながら、これらを網羅的に収集するのは、現在の名張市の財政事情では難しい状況です」

　などと、先走って口走ってしまってらっしゃる点どすわな。

　私はただ、なにを集めるのか、とお聞きしただけなのに、なんで財政難の話が出てくるのかな。

　けけけ。

　「財政難というのは便利な言葉で、お役所が何もしないことの何よりの免罪符となる呪文だ」

　という「伊賀一筆」第一号の指摘を、なにもそのまま裏づけていただかなくたっていいと思うんですけど。

　てゆーか、なんだかずいぶんうろたえて、あることないことただ口走り、あーこれこれこれこれ、これじゃまるでみなさん身も世もなく命乞いしてはるみたいにみえまっせ名張市教育委員会のみなさんや。

　けけけけけけけ。

　以下、つづきます。