Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2015.06.28,Sun
当ブログのコメントは、リンクをやや多めに貼っつけると、掲載不可、ということになってしまいます。
図書委員さんから頂戴したコメントへのご返事も、掲載不可、となってしまいましたので、このエントリに掲載することにいたしました。では、以下に。
ご報告ありがとうございます
●図書委員様
ご投稿ありがとうございます。
先日のご投稿はいったいどうしたことでいらっしゃったのか、といささか案じておりましたが、ご丁寧にお知らせをいただき、感謝申しあげます。
武雄市図書館の件、ひまじんうんここと樋渡啓祐さんがまさしく無茶苦茶に引っかき回したあと、はたしてまともな図書館に戻ることができるのか、その点がとても心配です。一例をあげますと、武雄市図書館はこの国の図書館のいわば定番である日本十進分類法を否定し、独自の分類法を採用しているそうで、当然のことながらかなりの批判を集めています。
武雄市図書館の分類が分かりにくいという話題
http://togetter.com/li/567869
こんなばかな運営が武雄市に定着し、各地に波及してしまったら、全国の公立図書館はつぎつぎと、もはや図書館ではないなにものかに変質していってしまうことでしょう。地方自治体の首長などというのは、だいたいにおいてばかであり、本質的な問題は理解できず、うわべだけの手柄を立てたがる俗物ですから、図書館は無料貸本屋であるといった程度の認識しかもちあわせておりません。その無料貸本屋が、集客施設や、観光拠点や、人気スポットに生まれ変わる、などと聞かされたら、なにも考えることなくすぐ飛びついてしまうのは無理からぬところかと思われます。
当ブログでは武雄市図書館の問題について、最近ではひとさまのツイートを貼っつけることしかしておりませんが、まだお読みいただいてないのでしたら、次のエントリでそのツイートをどうぞ。
しかるべき蔵書機関の問題(2015年3月11日)
http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/2952/
仁義なき図書館戦争松阪死闘篇(2015年3月12日)
http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/2954/
ネタあれどすきなし(2015年6月7日)=このエントリです
http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/3173/
つづいて、主催者の意図の件ですが、主催したのは伊賀法人会青年部会とのことで、伊賀法人会というのは伊賀市のハイトピア伊賀に事務局があって、じつは私、この会が発行している年二回刊の広報誌を二ページだけほそぼそと担当しているのですが、公式サイトにアクセスしてみたところ、最新号のPDF版が掲載されておりました。興味がおありでしたら「本会会報「輝」はコチラから♪」をクリックしてみてください。8ページと9ページの見開きですが、いま眺めてみて、ありゃりゃ、川崎克の写真が消えとるがな、というか、平井堅くんのお母さんに広報誌お送りするのを忘れとったがな、と気がついて頭を抱えてしまいました。
一般社団法人伊賀法人会
http://www.igahojin.org/index.html
で、伊賀法人会であれ、その青年部会であれ、結構あれなみなさんの集まりだと思われますので、深謀遠慮なんてものとはそもそも無縁でしょうけれど、伊賀市が旧市庁舎を図書館にしようとしている、それも公立図書館TSUTAYA化作戦を進めようとしているらしいと伝えられる現在ただいま、伊賀市に隣接する名張市において、公立図書館TSUTAYA化の元凶でいらっしゃる樋渡啓祐さんをお招きし、図書館をテーマにした講演会を開催することには、明らかにひとつの意図が感じられます。主催者が声高に主張することはなくても、旧庁舎を図書館としたい伊賀市の方針に沿ったイベントであったことは否定できません。そうした方針に反対している市民も少なからず存在しておりますので、ご参考までに次のエントリをどうぞ。
市庁舎は改修 芭蕉翁記念館に(2015年2月23日)
http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/2910/
「主催者の意図は非常にニュートラルであった」とおっしゃるのは、いささかナイーブに過ぎるご見解であるとお見受けいたしますが、むろん当方の勘ぐりが過ぎる可能性もおおいにあります。ともあれ、どうもご報告ありがとうございました。重ねてお礼を申しあげます。
今後ともよろしくお願いいたします。
以上です。
文中、「このエントリです」とあるのは、このコメントを投稿すべき6月7日付エントリのことで、本日のこのエントリのことではないのですが、そのまま残しておきました。
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