Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2015.06.24,Wed
漫才コースだす。
そんなこんなで、有能な市民が無能な図書館長の尻ぬぐいに大わらわ、ということになったわけです。「伊賀一筆」第一号の手記にも記しましたけど、おいどんは最初、名張市立図書館から乱歩作品の読書会を開きたいから、その講師を務めてくれないかと依頼され、丁重にお断りいたしましたばい。
このときご依頼くださったのは、当時の館長でいらっしゃった高野香洋さんだったのですが、翌年もういちど依頼されて、まあ高野さんも乱歩生誕百年を控えて、なんとかかっこつけたいのであろうな、とは察しがつきましたので、二年間だけ務めましょう、ということになりました。
髙野香洋 (昭和55年度~)専任◎
泰羅俊哉 (平成6年度)教育次長兼務
奥西冨江 (平成6年度~)専任
高野さんは平成5年度、つまり1993年度を最後に退職なさって、その翌年の1994年が乱歩生誕百年、すなわちおいどんが講師を務めた読書会の二年目で、ところがその次の年も読書会が開催されることになっていたのでおいどんは激怒いたしまして、図書館の職員に、読書会なんかでお茶を濁してないで、ちゃんと図書館らしいことをやったらどうよ、とアドバイスしてやりましたところ、なにやっていいのかわかんない、とその職員、のちにうつ病かなんかで早期退職なさったかただと記憶いたしますが、その職員のかたがおっしゃいましたので、そんなこと知らんがな、と申しあげましたところ、なんとかしてください、とのことで、これはむろん、乱歩のことをなんとかしてください、という意味ではなくて、自分のことをなんとかしてください、つまり、その年度の読書会の予算はすでに組まれて市議会の承認も得ておりましたから、なんとしてでも開催しなければその職員の立場がなくなるわけゆえ、かなり切迫した懇願をいただき、またおいどんは、高野元館長による乱歩関連資料の収集が、古本を買って見返しにちょこちょこと鉛筆書きを入れて書棚に並べていっちょあがり、それでおしまい、という恐るべきものであったことを知っていましたから、それじゃ図書館らしくちゃんとした目録つくったらどうよ、ということになったわけですけど、ライブラリアンとして当然身につけているはずの目録作成のスキルなんて、名張市立図書館の関係者にはまったくないんだぞ。
しかし、それも当然のことであって、有能なひとは名張市あたりのお役所になんか、とても勤めてくれないわけです。
図書館であれ、教育委員会であれ、あるいは名張市役所全体であれ、そこらでごろごろしてるのは、右をむいても左をみても、どこへ出しても恥ずかしいこと間違いなしの無能なひとたちばかりなのね。
有能な市職員、なんていうのは、健康な重病人、というくらいにファンタスティックな存在なの。
とにかく、おいどんが嘱託を拝命した時点では、名張市立図書館における乱歩関連資料の収集は、方針もなければリストもない、ひとことでいえば無茶苦茶なものであった、ということを、とくに名張市教育委員会のみなさんによくよくご承知おきいただきたく、あらためてここに確認しておく次第です。
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