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Posted by 中 相作 - 2015.04.14,Tue
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 平成27・2015年4月10日 朝日新聞出版

美輪明宏が明かす波乱万丈の“人生秘話”とは!?
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美輪明宏が明かす波乱万丈の“人生秘話”とは!?

(更新 2015/4/10 11:30)



美輪明宏さん(撮影・御堂義乗)

 2012年の紅白歌合戦でも歌われた名曲「ヨイトマケの唄」は、メロディーと歌詞が次々と浮かび1時間で完成した――。

 4月12日(日)、19日(日)の朝8時。「熱中世代 大人のランキング」(BS朝日)は美輪明宏さん(79)を2週にわたってゲストに迎え、波乱万丈の人生秘話が本人の口から明かされる。

 シンガー・ソングライターの草分けで、俳優としても数多くの舞台に立つ美輪さん。ファンを惹きつけ魅了し続けるその原点には、知られざる物語があった。

 美輪さんは1935年、長崎市の丸山遊郭近くで生まれた。花街で仮面をかぶったたくさんの大人を見て、人生で本当に大切なことはお金や地位、身なりではなく、「心が純粋であるかないか、清らかな性質を持っているか、人格的に立派か否か。それだけを見るようになった」と語る。

 国際都市・長崎で映画や音楽、演劇などの芸術に触れ、美しいものを美しいと感じる心が自然に育っていった。こうした体験が「すべての原点」にあるという。

 15歳で上京し音楽を学び始めるが、実家の家業が傾き極貧の生活を強いられることになる。新宿西口でホームレス生活を余儀なくされるなど、驚くようなエピソードも披露されている。

美輪明宏が明かす波乱万丈の“人生秘話”とは!?

「神武以来の美少年」と称されたのは、翌年、銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」の専属歌手となったとき。鼻筋が通りくっきりした目は日本人離れしているが、女性のような美しさでもある。当時の銀巴里は、川端康成や岡本太郎、江戸川乱歩、三島由紀夫など文化人が集っていた。美輪さんが訳詞したシャンソン「メケ・メケ」が大ヒット、看板歌手となった。

 やがて、元祖シンガー・ソングライターとなるが、そのきっかけは九州の炭鉱町でのコンサートにあった。人々の心を揺さぶる「ヨイトマケの唄」もその一つ。歌のモデルとなる人物とそこに込めた思いとは何か。

 鴻上尚史と進藤晶子のテンポのよいMCに、美輪さんの深い話が次々と引き出される。番組の終わりでは、話題となっている「トランスジェンダー」について、鴻上が美輪さんにズバリ尋ねる場面もある。常に時代の最先端を走り、生きるパワーに満ち溢れた活動の背景。美輪さんが辿ってきた人生は波乱に満ちているが、だからこそ絶えることのない輝きを放つ。その魅力が画面から伝わってくる。お見逃しなく。
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