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Posted by 中 相作 - 2015.03.15,Sun
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平成27・2015年3月12日 読売新聞社
『陰獣』 江戸川乱歩著
恵
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『陰獣』 江戸川乱歩著
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『陰獣』 江戸川乱歩著
2015年03月12日 08時00分
“第2のデビュー作”妖しい魅力
江戸川乱歩没後50年の今年、文庫シリーズ(全30巻)を擁する春陽堂書店が、人気作13冊をリニューアルする。第1弾として刊行されたのが、本書だ。
探偵小説家の「私」は、愛読者だという美しい人妻・静子の相談を受ける。ある変人探偵作家が静子の昔の男で、彼から恐ろしい脅迫を受けている、と。やがて静子の夫の変死体が隅田川に浮かぶ。彼女の滑らかなうなじには、あざのような赤いみみず腫れが……。果たして「陰獣」とは誰なのか?
そう、乱歩が好んで用いた「アレ」をモチーフにしたお話。うぶな高校時代に初めて読み、度肝を抜かれたのが懐かしい。
中華そばの屋台など職を転々とし、乱歩が探偵作家として歩み出したのは29歳のとき。4年後、傑作を求められる重圧から休筆を宣言。放浪の旅を経て発表した“第2のデビュー作”とも言うべき本作だけに、妖しい魅力にあふれている。
銅版画家・多賀新のおどろおどろしい装丁はそのままに、新版は活字が大きくなり読みやすくなった。『人間椅子』、『蜘蛛男』などが順次刊行される。(恵)
◇
1987年、春陽文庫。22刷9万5000部。新版は2015年2月刊。
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