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— ワセダミステリクラブ (@wasemisu) 2015, 1月 28
つづきまして、仁義なき図書館戦争松阪死闘篇の話題ですが、松阪市長さん、あっさり敗退なさいました。
▼中日新聞:松阪の山中市長が政界引退を明言(2015年3月11日)
▼47NEWS:松阪市長が政界引退表明 図書館改革で議会と衝突(2015年3月11日)
▼毎日新聞:松阪市長:「政界引退」表明…図書館関連予算否決され(2015年3月11日)
▼朝日新聞:三重)松阪市長が政界引退を示唆 図書館改革案は否決(2015年3月12日)
▼中日新聞:市長選の再出馬、松阪市長が否定(2015年3月12日)
松阪市長さんがどんな図書館改革を進めようとしていらっしゃったのか、あまりよくわからないんですけど、とにかくPFI、つまりPrivate Finance Initiative、要するに公共施設なんかの建設、維持管理、運営に民間の資金やノウハウを活用すっぺ、という手法で図書館整備を進める、というのが市長さんのお考えであった。
しかし、きのうの松阪市議会で、それが蹴られました。
朝日新聞の記事には、「図書館の青写真がないままPFI前提で進めるのは疑問」という市議会側のコメントがみられますが、この発言から推測するに、松阪でもやっぱ公立図書館TSUTAYA化作戦が進んでいたんじゃね? と思わざるをえません。
そういえば、松阪市長の山中光茂さんは、公立図書館TSUTAYA化作戦の元凶にして前武雄市長の樋渡啓祐さんと仲がおよろしかったみたいで、ざーっと検索してみたところ、こんなブログ記事が。
▼樋渡啓祐物語(2005年5月-2015年2月):山中光茂が勝った!(2013年1月27日)
このエントリに掲載された写真、奥が樋渡さん、手前が山中さん、その斜めうしろにいらっしゃるのは熊手一本八億円でおなじみの渡辺喜美さんではないかしら。
樋渡さん落選、山中さん引退表明、渡辺さん落選、ってんですから、なんとも縁起のわるい写真です。
それにしても、公立図書館TSUTAYA化作戦で手柄を立てたがる市長さんが、なぜか引きも切らないみたいです。
【告知】 #公設ツタヤ問題 について。追従する自治体が、自治体としてあまりにも無思慮に、武雄市の轍を踏んでいることに驚いています。武雄市で、住民監査請求や住民訴訟がまだ起きていないのは、あのやり方が法的に正当だったからではなく、単に、前提となる開示請求に未だ応じていないからです。
— MAEDA Katsuyuki (@keikuma) 2014, 11月 24
ほんとに驚いてしまいます。
武雄市の事例(図書館のTSUTAYA化)は特殊、ってtweet見かけたのだけど、すでに多賀城市だったり海老名市だったり小牧市だったりで話が進行しているのを知らないと特殊に見えるんだろうなぁ…。 #公設ツタヤ問題
— Soukaku (@Soukaku) 2015, 1月 27
もうじき、伊賀市の名も加わると思います。
「施設を作って観光客が呼べれば良い」と考える方もいるかも知れません。地域の活性化につながると。果たしてそうでしょうか。「にぎわい」と「にぎやかし」は違うんじゃないでしょうか。ぜひ、みのり市の話を読んで頂きたいです。 http://t.co/oJHCnLd5Mx #公設ツタヤ問題
— MAEDA Katsuyuki (@keikuma) 2015, 1月 28
にぎわいとか、活性化とか、そういったお題目を掲げた事業はみごとなまでの大失敗に終わる、というのは、名張市のまちなか再生事業が如実に証明しているところです。
結局、こういった、市民に対して秘密で話を進めることとか、市民に対する弾圧とか、特定業者との癒着とか、そういう仕組みをセットにして、武雄市から全国の自治体に輸出されているんですよ… > RT #たけお問題 #公設ツタヤ問題
— MAEDA Katsuyuki (@keikuma) 2015, 2月 20
自慢じゃありませんけど、わざわざ輸出していただかなくても、われらが名張市は癒着結託を行政運営の柱としております。
武雄市図書館(という名前の何か)は、休館日を用意しないで図書館としての機能を維持することが困難であることを、目に見える形で示しているわけですから、後続自治体は、図書館風の商業施設は、図書館を兼ねないということを認識すべきだと思います。 #takeolibrary #公設ツタヤ問題
— MAEDA Katsuyuki (@keikuma) 2015, 2月 24
休館日なし、とは知りませんでした。
…武雄市は、市税だけでなく合併特例債も入ったこの改修工事の積算資料の公開を「図書館運営のノウハウ」が漏れるからということを理由に挙げ、未だに拒否しています。つまり、未だに市民や国民の検証ができていない事業です。これを真似て推進する自治体のトレーサビリティや如何。 #公設ツタヤ問題
— MAEDA Katsuyuki (@keikuma) 2015, 3月 8
だから松阪市の場合も、図書館改革の青写真をきっちりトレースすることができなかったのかもしれません。
青写真、ってことば、なんか、ひさしぶりでつかいましたけど。
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