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Posted by 中 相作 - 2015.03.01,Sun
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平成27・2015年2月25日 読売新聞社
「坊っちゃん」原稿料148円…今なら50万円
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「坊っちゃん」原稿料148円…今なら50万円
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「坊っちゃん」原稿料148円…今なら50万円
2015年02月25日 10時40分
江戸時代から昭和まで約280年間の作家の原稿料を、自伝や日記、書簡などから調べた研究書が25日、八木書店から出版される。
原稿料の歴史を調べた初の本格的な研究で、筆一本で生活できる職業作家の誕生過程や出版界が拡大してゆく経緯を明らかにしている。
この研究書は、浅井清・市古夏生監修「作家の原稿料」。1997年頃から、1000件以上の文献に当たった。
詳しい年表がつき、井原西鶴が作品の「写本料」として300匁
もんめ
(現在の価値で約50万円)を前借りしたまま死去した元禄6年(1693年)から始まる。江戸から明治前半は、原稿1枚単位ではなく、小説1編ごとの「買い取り」制で支払われた。1889年の幸田露伴「風流仏」は20円。91年の森鴎外「文づかひ」は30円。この頃の東京の公立小学校教員の初任給は5円だった。
原稿料と本の印税を支払う仕組みが、次第に確立されたのは明治後半。夏目漱石は1906年、「坊っちゃん」を「ホトトギス」に発表し原稿料148円(約50万円)を受け取った後、単行本の版元と印税契約を結ぶ。
大正末から1冊1円をうたう全集「円本ブーム」が起き、永井荷風は27年、「現代日本文学全集」の自分の巻の契約手付金1万5000円(約2250万円)、江戸川乱歩は「現代大衆文学全集」で1万6000円以上の印税を得た。
お茶の水女子大の市古教授は、「経済活動と文筆は切り離せない。出版不況を乗り越えるヒントになれば」としている。
2015年02月25日 10時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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