Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2015.02.10,Tue
惜しい。
じつに惜しい。地域雑誌「伊賀百筆」の付録雑誌「伊賀別筆」に掲載する漫才で名張市郷土資料館とやらをおちょくってやれないのは、返すがえすも惜しいことです。
「伊賀一筆」第一号をお読みいただいたみなさんには、名張市の行政運営がいかにでたらめであるかということが、みごとなまでの大失敗に終わったまちなか再生事業の紹介を通じて、かなりよくおわかりいただけたのではないかと思います。
たしかによくわかったけど、それにしても、あっちで、
「名張地区に歴史資料館をつくりまーす」
といったかと思ったら、こっちで、
「錦生地区に郷土資料館をつくりまーす」
といってしまう名張市って、いったいなに? とお思いのかたもおいでかもしれませんけど、「伊賀一筆」第一号で微力ながら委曲を尽くしましたとおり、要するに、なにも考えてないわけです。
自治体としてのグランドデザインなんてだれも考えてなくて、思いつきと丸投げでその場しのぎをしてるだけです
その場しのぎを際限もなくくり返してるだけです。
うわっつらをとりつくろってるだけの話です。
もうどうしようもありません。
ではここで、やや趣向を変えて、名張市にある歴史資料館のたぐいをご紹介申しあげたいと思います。
ざーっと検索してみたところ、こんなページがありました。
▼三重の文化:みえの歴史街道 > 三重県の歴史街道 > 初瀬街道 資料館・博物館
名張市の施設では、夏見廃寺展示館、名張藤堂家邸跡、名張市郷土資料室、このみっつが紹介されています。
ちなみに、名張まちなか再生プランで「初瀬街道沿いの最もまとまりのある町並みの中にある細川邸を改修して歴史資料館とします」とされていた旧細川邸やなせ宿は、なにしろ資料館ではありませんから、このページでは相手にされておりません。
みっつの施設、適当に検索してリンクしときますね。
▼観光三重:夏見廃寺跡・夏見廃寺展示館
▼観光三重:名張藤堂家邸跡
▼観光三重:名張市郷土資料室
最後の名張市郷土資料室は、「検索結果がございません」とのことです。
どの施設も閑古鳥が鳴いてますから、いつでもじっくりお楽しみいただけます。
錦生地区に誕生する名張市郷土資料館とやらが、閑古鳥の鳴き合わせに新たな戦力として加わらぬことを切に願いつつ、ここでアドバイスをひとつ。
錦生地区に郷土資料館をつくるというのなら、錦生は黒田荘の中心だったわけですから、荘園というテーマに重点を置くのはどうでしょうか。
▼コトバンク:黒田荘
つまり、名張と奈良、あるいは東大寺との結びつきを前面に打ち出して、資料館の売りにすれば面白いと思うんですけど。
関係者のみなさんは、とりあえずこの本でも読んで、勉強なさるのがいいのではないかしら。
▼岩波書店:中世的世界の形成
しかし、まあ、関係者のみなさん、ったって、要するに、名張市役所のみなさん、というわけなんだからなあ。
とても無理だろうなあ、ということは、「伊賀一筆」第一号をお読みいただいたみなさんには、よくよくご理解いただけるものと思います。
知ーらないっと。
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