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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.11.27,Wed
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Posted by 中 相作 - 2014.12.28,Sun

 お寒うございます。

 乱歩生誕百二十年の年もあと数日で暮れようとしておりますが、年末に踵を接して発行されたこの二冊。

 洋泉社:映画秘宝EX 江戸川乱歩映像読本
 PHP研究所:江戸川乱歩とその時代

 年末進行明けに当地の書店でチェックしてみたところ、上は置いてありましたが、下は取り寄せとなりました。

 乱歩生誕百二十年の年の乱歩関連出版物も、この二冊で最後であろうな、と思っていたところ、なッ、なんとこんな本がッ。


 いったいなにごとが起きたのか、と思いましたが、こういう次第でした。

 ショートショートの…:『涙香、「新青年」、乱歩』(2014年12月15日)

 なにをどうしたらこんなことが可能なのか、よくはわからぬなりに、PDFファイルをわざわざ本にしてお読みいただけたというのは、まさしく作者冥利に尽きる話で、高井信さんに心からお礼を申しあげる次第です。

 「伊賀一筆」第一号のあとは、右のリンク欄から、『涙香、「新青年」、乱歩』へどうぞ。

 てゆーか、手製本『奇譚』ならぬ手製本『涙香、「新青年」、乱歩』、あたいも欲しいな、とぞ思います。

 さて、乱歩生誕百二十年を迎えた今年、乱歩生誕地の名張市では、結局、なんにもありませんでした。

 「伊賀一筆」第一号の漫才にも記しましたが、おとなりの伊賀市では、今年が芭蕉生誕三百七十年。

 こちらはいろいろと、むろんちまちましたご町内イベントばかりだったと思われますが、八十ほどの記念事業が実施されたそうです。

 伊賀タウン情報YOU:「芭蕉を世界無形文化遺産に」 芭蕉生誕370年記念事業が閉幕 伊賀市(2014年12月23日)

 「伊賀一筆」第一号の漫才にも記しましたとおり、去年のうちから、名張市の乱歩生誕百二十年記念事業に期待しています、とコメントをお寄せくださっていた乱歩ファンのかたもあったのですが、まことに申しわけない結果になってしまいました。

 どうもあいすみません。

 しいていえば、「伊賀一筆」第一号をなんとか発行できたことが、乱歩という虚無に生誕地から捧げたひとしずくの美酒であったとお思いいただければ幸甚です。

 なんか、気恥ずかしいこと書いちゃいましたけど、てゆーか、あれが美酒かよ、とも思いますけど、ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします。

 Amazon.co.jp:伊賀一筆

 うーむ。

 現在、ランキング第八位か。

 発行人の欲目ではあろうが、あちらこちらでご紹介いただいたおかげで、ぽっと出の個人誌にしてはなかなか健闘している、といっていいのではあるまいか。
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