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Posted by 中 相作 - 2014.12.20,Sat
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平成26・2014年12月17日 読売新聞社
『言葉なんかおぼえるんじゃなかった』 語り・田村隆一、文・長薗安浩
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『言葉なんかおぼえるんじゃなかった』 語り・田村隆一、文・長薗安浩
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『言葉なんかおぼえるんじゃなかった』 語り・田村隆一、文・長薗安浩
2014年12月17日 08時00分
「おじいちゃん/にも、セックスを。」
75歳で亡くなる直前の1998年、このキャッチコピーの広告が話題になった詩人の遺言集とでもいうべき語りである。
〈若さの美しさは一過性だから貴重だけれど、チャーミングなレディの美しさは宝物さ。人類の宝物だよ〉
〈欲のない人なんていないんだよ。違う言葉で表現される「願望」も「夢」も、欲なんだから〉
思いがけない断定と、絶妙な間合い、粋な言葉の選択には、「わかる」ことより「感じる」ことを大切にした詩人の人生が丸ごと詰まっている。
小林俊道氏作成の年譜も圧巻だ。ハヤカワ・ポケット・ミステリの企画・編集と翻訳にも携わり、結婚は5度。2度目の媒酌人は江戸川乱歩、発起人総代は詩人の西脇順三郎で、引き出物は森繁久彌の「船頭小唄」と乱歩の歌う「城ヶ島の雨」の入った特注レコードだった……。
よく飲み、語り、よく生きた詩人の「型破りなダンディズム」があふれている。どの頁■ページ■から読んでもいい。そこには田村隆一がいる。(ちくま文庫、880円)(鵜)
2014年12月17日 08時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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