ビジネスマンにお薦めの本、1位は 福井で書評の腕前競う催し

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　平成26・2014年12月7日　福井新聞社

ビジネスマンにお薦めの本、1位は　福井で書評の腕前競う催し
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ビジネスマンにお薦めの本、１位は　福井で書評の腕前競う催し

（2014年12月7日午後5時33分）



おすすめの本の魅力を紹介し合った「ビブリオバトル」＝６日、福井市の県立図書館

　おすすめの本の魅力を紹介し合う「ビブリオバトル」が６日、福井市の県立図書館で開かれた。県内の会社役員ら５人が、ビジネスマンに薦めたい一冊について熱弁を振るい、書評の腕前を競った。

　ビブリオバトルは、お気に入りの本を持ち寄り、１人５分で魅力を紹介し、来場者が一番読みたくなった本を投票で選ぶイベント。同館が昨年に続き企画した。

　福井青年会議所（ＪＣ）の理事長で大電産業常務の今村善信さんは「世に棲（す）む日日（ひび）」（司馬遼太郎著）を紹介。新社会人になったばかりの２２歳で初めて読み、主人公の高杉晋作に感銘したという今村さんは「次々と行動することの重要性を学んだ。生きている間に何ができたのか、何ができるのかが、この本のメッセージ」と話した。

　弁護士の後藤正邦さん（福井市）は、「少年探偵　怪人二十面相」（江戸川乱歩著）を推薦。あらゆる角度から物事をとらえ、綿密な計画を立てて実行に移す二十面相を「スーパービジネスマン」とし、仕事に対する心構えの参考になると力説した。

　来場者約６０人の投票で、「チャンプ本」には「世に棲む日日」が選ばれた。