Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.12.01,Mon
ふたたび、というからには、ひとたびめがあります。
こちらどす。▼2014年5月15日:君は Rose Delacourt 事件を知っているか
これは今年5月のエントリですけど、名張のまちのひとから、名張市は乱歩生誕百二十年でなにもせんのか、と尋ねられて、なにも予定はないのではないか、2014年度が終わるまできれいになにもない、ということになるのではないか、と答えたことが記してあります。
これを補足するならば、2015年度以降も、もうなにもないのではないか、ということになります。
こういった予測は、たしかこのエントリにも記しましたっけ。
▼2014年6月4日:絶望してもらってもいいですか
このエントリで宣言したごとく、「絶望してもらってもいいですか」という小見出しは手記「新・僕の図書館戦争ふたたび」に使用いたしました。
そんなことはともかく、乱歩生誕百二十年という記念すべき年にもなんにもできなかったんですから、来年に控えた乱歩没後五十年の年にもなにもできないものと予想されますし、それから先ももう、なにもできないものと思っていただいていいように思います。
没後五十年といえば、もうこんなプロジェクトが動き出してるみたいです。
なんだかわけがわかりませんけど、いっぽうこちら乱歩生誕百二十年を記念して発行される「伊賀一筆」第一号にして創刊兼終刊号のお知らせです。
そろそろ宣伝もしなくっちゃな、ってんで、これなわけです。
▼2014年5月15日:君は Rose Delacourt 事件を知っているか
乱歩の『奇譚』には「ストランドマガジン」に掲載されたジョージ・シムズの手になる記事がスクラップされていて、最初は脚註にスクラップがあるということを記しておくだけで済ませるつもりでいたのですが、考え直して全文を掲載することにした、というところまではこのエントリにも記しました。
その後、だったら訳文も必要ではないか、と一念発起し、といったって英文和訳なんてとてもできませんから、厚かましくもその道の専門家のかたにお願いして、全文を翻訳していただきました。
本邦初の快挙です。
明智小五郎がデビュー作の「D坂の殺人事件」において、
「君はポオの『ル・モルグ』やルルーの『黄色の部屋』などの材料になった、あのパリーの Rose Delacourt 事件を知っているでしょう。百年以上たった今日でも、まだ謎として残っているあのふしぎな殺人事件を。僕はあれを思出したのですよ。今度の事件も犯人の立去った跡のない所は、どうやら、あれに似ているではありませんか」
と得々として蘊蓄を傾けていた事件の全貌が、驚くべし、なんと日本語で読めるようになりました。
くり返しますが、本邦初の快挙です。
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