おなじみのものが続々と

　11月も21日となりました。

　ということは、乱歩のお誕生日から、ちょうど一か月が経過したことになります。

　手もとには続々と──

　「伊賀百筆」第二十四号、「大衆文化」第十一号、「『新青年』趣味」第十五号、とお届けいただいているのですが、ちょっと時間がなくてあれな感じになっておりますので、ご紹介はもうしばらくお待ちいただきたいと思います。

　いっぽう、全国の乱歩ファンのうちのごくごく、それはもうごくごくわずかなみなさんの期待をまったく集めていないでもないかな？　といった感じで発行準備を進めていた「伊賀一筆」第一号は、おかげさまでようやく校了となりました。

　印刷屋さんにデータも納めました。

　ただし、ものには順番というものがありますから、データを納めたからといってただちに作業にとりかかってもらえるわけでもなく、だったらこの週末、念のためにもっぺん念校やったうえで、週明けに最終的なOKを出すことにしております。

　だから、いちおう校了ということにはなったんですけど、いまだ手放しではっちゃけるには至っておりません。

　気になる発行日は、世の中の不吉なものをすべて味方につけるつもりで、中井英夫の命日ということに決定いたしました。

　なんかもう、まっとうな判断力を失っているのかもしれないなおれは、と思いつつ、つづきはまたあした。