いつもいつも市民不在だよなばーか

　いやー、もう9月26日か。

　おや！　おや！　おくれっちまう！　と三月兎のせりふがついつい口をついて出る9月下旬ですけど、YouTubeで嵐寛寿郎先生が明治大帝に扮した伝説の新東宝映画「明治天皇と日露大戦争」をみながら、「伊賀一筆」第一号に掲載する手記「新・僕の図書館戦争ふたたび」を書くことはできます。

　ですが、手記「新・僕の図書館戦争ふたたび」を書きながら、「奇譚（抄）」の校正を進めることは不可能です。

　だからもう、なにかというと、おや！　おや！　おくれっちまう！　と三月兎になってしまう9月下旬なんですけど、どんどんどんどん回顧録になってしまう手記「新・僕の図書館戦争ふたたび」なんて書いてると、あらためて腹が立ってきて腹が立ってきて、名張市立図書館といい、名張市といい、いったいどないなっとるんじゃ、と泣きたいくらいのなさけなさをおぼえてしまいます。

　しかも、例の一件では、こんなニュースが報じられましたし。

　▼伊賀タウン情報YOU：名張市職員の不適切事務　判断ミス認める　決済権者の前田副市長（2014年9月25日）

　なんなんだろうないったい。

　わしはつねづね、公務員の眼中には地域住民のことなんかかけらほども存在してねーんだぞ、とゆうとるんやけど、それをここまであからさまに明かされると、かえって面食らってしまうではないか。

　べつにまあ、矢面に立たされた副市長さんを責めるわけではないんやけど、

　「市長に迷惑をお掛けする訳にはいかないということと、担当職員も大変困惑しているということが私の判断を狂わせてしまった」

　とはまた、えらくはっきり口走ってくれたものだな。

　副市長さんを責めるわけではないけれど、市長に迷惑をかけることはできませんから、かわりに市民に迷惑をかけることにいたしましたあ〜、とかほざいてんじゃねーよ。

　担当職員が大変困惑してる、っつったって、いったいなんで困惑してんだ？

　長年つるんできた裏柳生が図に乗って、平気で無茶苦茶なこといってくるからしょんべんばちびりますたい、とかそういうことで困惑しとったのか？

　副市長さんを責めるわけではないけれど、いくら職員がしょんべんちびろうがうんこもらそうが、だからってあっさり市民の税金で尻ぬぐいしてんじゃねーよ。

　しかし、ほんと、いつもいつも、こうだよな。

　たとえば、例の震災がれきを広域処理するとかいう一件と、本質はまったくいっしょじゃねーか。

　つまり、そこらのお調子者が、

　「こんにちはッ。県民に腐れきんたまを押しつける男ッ。三重県知事の鈴木えーけーでございますッ」

　とぶちあげたとなると、それを受けて、

　「こんにちはッ。手前ども伊賀南部環境衛生組合ののーたりん一同は三重県知事さんの腐れきんたまを地域住民のみなさんおひとりおひとりのお顔にねたねたねたねたにちゃにちゃにちゃにちゃにじくらさしていただかさしてくれやさしてもらわさしてよいやさのよいやさッ」

　と騒ぎ立てたのとまったくいっしょ、ひとことでいえば、市民不在なわけなのな。

　市民のことなど眼中にはまるでなく、ただただてめーらの勝手な都合を市民に一方的に押しつけて、それで恬として恥じるところがない。

　なーにやってんだばーか。

　こんなことじゃ、手記「新・僕の図書館戦争ふたたび」の内容が、ますますシビアなものになってくるぞ実際。

　ちょっとだけ、みてみる？

　いやー、またまたまーた、あらためて腹が立ってきたではないか。

　ほんと、どうしてくれんだよばーか。